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ロバート・デ・ニーロ、脚の負傷後初めて装具なしの姿を目撃される

(2021年8月16日14:45)

ロバート・デ・ニーロ、脚の負傷後初めて装具なしの姿を目撃される
ロバート・デ・ニーロ=インスタグラムから)

5月に新作映画の撮影中に大腿四頭筋を負傷して治療を受け療養していたロバート・デ・ニーロ(77)が14日、脚の装具を外して外出する姿が目撃され回復していることをうかがわせた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、デ・ニーロは、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」(原題:Killers of the Flower Moon)のオクラホマ州でのロケ中に脚を負傷してニューヨークで治療を受けたが、その後は快方に向かっているようだ。マスクをしてニューヨーク市のトライベッカを歩いているところを目撃された。青いキャップに茶色の襟付きシャツ、カーゴパンツとラフな格好で歩いていたが、事故以来、脚の装具を外した姿が目撃されたのは初めてだという。脚をクローズアップした写真には、膝に大きな傷跡があったという。

デ・ニーロは当時メディアに「どういうわけか大腿四頭筋が切れてしまったんだ。何かを踏んだだけで倒れてしまった。その痛みは耐え難いもので、今は治療しなければならない。でも、そういうこともあるし、特に年をとってくると、予期せぬことに備えておかなければならない」と語っていた。

「Killers of the Flower Moon」は1920年代のオクラホマ州で実際に起きた先住民オーセージ族と関係者が不審死を遂げた連蔵殺人事件を題材にしたデヴィッド・グラン氏のノンフィクションを映画化するもの。のちにFBI長官となるJ・エドガー・フーバーが、テキサス・レンジャー出身の特別捜査官(ディカプリオ)に捜査を命じるという内容で、石油利権と人種差別が絡む大がかりな事件を描く。デ・ニーロは地元の名士でオセージ・ヒルズの王と呼ばれたウィリアム・ヘイル役を演じる。
AppleTV+のオリジナル作品で、製作費約2億ドル(約218億円)の大作。ディカプリオとデ・ニーロ以外にも、ジェシー・プレモンズやリリー・グラッドストーンなどの豪華キャストが出演する。年内か2022年初頭にクランクアップする予定だという。デ・ニーロがスコセッシ監督とコンビを組むのは「アイリッシュマン」に続いて10作目。レオ6作目となる。コロナウイルスの感染拡大の影響で1年遅れで4月に製作が開始された。
原作の「Killers of the Flower Moon」の邦題は「花殺し月の殺人:インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」(早川書房)。「Flower Moon」とは「5月の満月(花が咲く頃)」のことで、今アメリカで使われている満月の名前は、現在の米国の東部と北部に住んでいたネイティブ・アメリカンによる呼び名にちなんでつけられたという。