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米俳優マイケル・K・ウィリアムズさん遺体で発見 ヘロインの過剰摂取か?

(2021年9月7日16:30)

米俳優マイケル・K・ウィリアムズさん遺体で発見 ヘロインの過剰摂取か?
マイケル・K・ウィリアムズさん(Instagram/@bkbmg)

米人気ドラマ「ザ・ワイヤー」で知られる米俳優マイケル・ケネス・ウィリアムズさん(54)が6日、ニューヨークの自宅で死亡しているのが発見された。薬物の過剰摂取の疑いがあるとみられている。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ウィリアムズさんは6日午後(現地時間)、ニューヨーク・ブルックリンの自宅マンションで死亡しているのが発見された。警察官関係者によるとヘロインの過剰摂取の疑いがあるという。ウィリアムズさんはダイニングルームでうつ伏せになって意識不明の状態で発見された。キッチンテーブルにはヘロインのようなものが置かれていたという。遺体はウィリアムズさんの甥が発見した。

ウィリアムズさんは過去に薬物との闘いについて公に語っていたという。部屋は整然としていて警察関係者は「事件の兆候はない」と話しているという。

ウィリアムズさんの広報担当は「エミー賞にノミネートされた俳優マイケル・ケネス・ウィリアムズが亡くなったことを、家族は深い悲しみをもって発表します。彼らはこの大きな損失を悲しんでおりプライバシーを尊重するよう求めています」とコメントした。警察は自宅で見つかった薬物がどこから来たのかを調査しているという。

ウィリアムズさんは、マドンナやジョージ・マイケルのバックダンサーとして活躍した後、ラッパーのトゥパック・シャクールに勧められて俳優に転向した。
代表作となった「ザ・ワイヤー」(2002~2008年、5シーズン)ではショットガンを手に麻薬の売人を襲う強盗グループのリーダーで同性愛者のキャラクター、オマール・リトル役を演じた。アカデミー賞の作品賞を受賞した2013年の「それでも夜は明ける」や、2014年の「ロボコップ」などの映画にも出演した。

ウィリアムズさんは2015年にアメリカ自由人権協会の「大量投獄撲滅大使」に任命され「私の目標は大量の投獄をなくすことであり、低レベルで非暴力の薬物犯罪者や、精神疾患や依存症の人々で政府が刑務所をいっぱいにするのをどうやって止めるかについてもっと対話することが必要。それらは健康上の問題であり犯罪ではありません」などと語っていた。

米サイト「TMZ」によると、ウィリアムズさんのトレードマークのひとつは、特徴的な顔の傷跡だった。25歳の誕生日にバーで喧嘩に巻き込まれ、死にそうになったときに負傷した。ウィリアムズさんは、この傷跡のおかげで、彼の俳優としてのキャリアがスタートし、ミュージック・ビデオへの出演依頼や、テレビ番組でのチンピラ役などのマイナーな仕事につながったと話していたという。