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エリック・クラプトン、ワクチン義務化の会場で演奏 "反ワクチン義務化宣言"撤回か?

(2021年9月23日11:20)

エリック・クラプトン、ワクチン義務化の会場で演奏 ”反ワクチン義務化宣言”撤回か?
エリック・クラプトン(Instagram/@ericclapton)

エリック・クラプトン(76)が18日夜(現地時間)、ワクチン接種などを義務化するニューオーリンズの会場でライブを行った。クラプトンは「ワクチン接種を義務化する会場では演奏しない」と宣言していただけに、宣言撤回かなどと取りざたされている。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ロック界のレジェンドでワクチンに独特の持論を語っていたクラプトンは先週末、米ルイジアナ州ニューオーリンズのスムージー・キング・センターでライブを行った。この会場は市の規定により、12歳以上のすべての出演者、スタッフ、観客は、少なくとも1回ワクチン接種を受けたか、過去72時間以内に受けたPCR検査で陰性だったことの証明を義務化しているという。同センターのウェブサイトでは、「飲食時以外は常にマスクが必要です」とした上で、「無料のワクチンは、各地域の保健所や薬局で簡単に接種できます」とリンクを貼って接種会場を紹介している。

同会場でライブを行ったことで、クラプトンが”反ワクチン義務化宣言“を撤回したのではないかなどと取りざたされているが、ニューオーリンズのタイムズ=ピュカーン紙はクラプトンの14曲のショーのレビューを掲載した記事で、クラプトンが方針転換してワクチン義務化会場で演奏したことについて「(PCR検査の)テスト結果でクラプトンは良心的に演奏することができたようだ」と指摘した。PCR検査を受けて陰性だったようだ。

クラプトンは、7月にイタリアの建築家ロビン・モノッティ氏のテレグラム・アプリのアカウントを通じて、「すべての人が参加できるような規定がない限り私はショーをキャンセルする権利を持つ」と声明を発表した。この声明は、クラプトンがヴァン・モリソン(76)と共作した反ワクチンソング「Stand and Deliver」へのリンクとともに公開された。同曲には「あなたは自由人になりたいですか/それとも奴隷になりたいですか?」という歌詞があるという。

ただしクラプトン自身は2月にアストラゼネカ社のワクチンを接種していたという。その結果、悲惨な副作用に見舞われ2度と演奏できないのではないかと恐れていたと語っていたという。クラプトンは”反ワクチン派”ではなく、「コンサート会場のワクチン義務化」に反対ということのようだ。今回は「72時間以内のPCR検査陰性」という条件もあったので検査を受けて演奏したとみられる。