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スカーレット・ヨハンソン、ディズニーと和解 「ブラック・ウィドウ」をめぐる訴訟にピリオド

(2021年10月1日12:50)

スカーレット・ヨハンソン、ディズニーと和解 「ブラック・ウィドウ」をめぐる訴訟にピリオド
スカーレット・ヨハンソン(Instagram/@seriouslyscarlett)

スカーレット・ヨハンソン(36)が主演映画「ブラック・ウィドウ」の収益をめぐってディズニーと争っていた裁判で両者が和解したことが明らかになった。

米サイト「TMZ」によると、和解の条件は明らかではないが、スカーレットは「ディズニーとの意見の違いを解決できたことを嬉しく思います」とコメント。さらにディズニーと共に行ってきた仕事を誇りに思っており、「クリエイティブな関係を楽しんでいること、さらにコラボレーションすることを楽しみにしている」と付け加えた。

ディズニー・スタジオの責任者アラン・バーグマン氏も和解に満足しており、マーベル・シネマティック・ユニバースにおけるスカーレットの役割を評価し、「タワー・オブ・テラー」などの今後の映画で彼女と一緒に働くことを楽しみにしていると述べたという。

スカーレットは「ブラック・ウィドウ」の劇場公開とDisney+での同時公開は契約違反であり、多額の損害を被ったと主張して7月にディズニーを訴えた。契約では「ブラック・ウィドウ」が映画館で独占的に公開されることが保証されており、彼女の収入は映画の興行成績に大きく左右されていたと主張。関係者は「ブラック・ウィドウ」を動画配信サービス「Disney+」で同時配信したことで、ヨハンソンに5000万ドル(約55億円)以上の損害を与える可能性があると主張していた。

ディズニーは「新型コロナウイルス感染のパンデミックの世界的な影響と長期化を無視していることは特に悲しく心苦しい」とした上で「ディズニーはヨハンソンの契約を完全に遵守しており、さらに、『ブラック・ウィドウ』がプレミア・アクセス付きのDisney+で公開されたことで、これまでに受け取った2000万ドル(約22億円)に加えて、彼女が追加の報酬を得る可能性が大幅に向上した」と反論する声明を発表した。

これに対してスカーレットの代理人は、ディズニーが同作で2000万ドルを稼いだと発表したことを批判し、ディズニーが「アーティストとして、またビジネスウーマンとしての彼女の成功を武器にしようとしている」と非難するなど対立を深めていた。同サイトは、「この訴訟はさらに険悪なものになる可能性があったが、和解が成立したことで、スカーレットとディズニーは言葉の争いを葬り去さって、一緒にもっとお金を稼ぎたいと考えているようだ」と報じた。