ポール・マッカートニー、自身の農場でヘンプ栽培 「地元の若者に盗まれないよう隠す必要がある」

(2021年10月6日16:00)

ポール・マッカートニー、自身の農場でヘンプ栽培 「地元の若者に盗まれないよう隠す必要がある」
ポール・マッカートニー(Instagram/@paulmccartney)

ポール・マッカートニー(79)が、自身の農場でヘンプを栽培していることを明らかにした。ティーンエイジャーに盗まれないように作物を隠す必要があるという。

英紙デイリー・メール(電子版)によると、ポールは、イギリス南部ライ近郊のピースマーシュにある自身の農場で、スペルト小麦、ライ麦、エンドウ豆に加えて、ヘンプの生産を始めた。英国では許可を得ればヘンプを合法的に栽培できるという。ヘンプは、大麻と同じ「カンナビス・サティバ」というアサ科アサ属の植物で、精神的活性作用があるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の成分が0.3%以下の品種が「ヘンプ」、THC含有量が0.3%以上の品種が「大麻草」と呼ばれる。精神的活性作用がある、つまりハイになる THCは日本では違法な成分でTHCを含む製品は日本では使用できない。
ヘンプはTHC含有量が少ないことから、大麻草よりもたくさんの製品に柔軟に使えるといわれているという。精神的活性作用がないCBD(カンナビジオール=麻に含まれるカンナビノイドのひとつ)を抽出したCBD製品や、布、化粧品、ロープ、プリンターのインク、木材の防腐剤、洗剤、石鹸、照明用オイルなどに使用されているという。

ポールは、自分の農場でヘンプを栽培しているが、ティーンエイジャーに盗まれないように作物を隠さなければならないことを明かした。

ポールの農場はすべて有機栽培で、農園では農薬や肥料を一切使用しないオーガニックに取り組んでいるという。また、農場で独自のエール(ビールの一種)を作り、ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズをはじめとする友人たちに送っているという。
またポールの新しい子供向け絵本「Grandude's Green Submarine」が今週発売される。音楽好きの祖母ナンデュードを探すために旅立つグランデュードとその孫たちの冒険を描くものだという。