ロバート・デ・ニーロの別居中の妻、離婚裁判でデ・ニーロの収入の半分請求を却下される

(2021年10月22日12:50)

ロバート・デ・ニーロの別居中の妻、離婚裁判でデ・ニーロの収入の半分請求を却下される
ロバート・デ・ニーロとグレース・ハイタワー㊨(インスタグラムから)

ロバート・デ・ニーロ(78)の別居中の妻グレース・ハイタワー(66)が、離婚に伴いデ・ニーロが映画やビジネスで稼いだ金額の半分を受け取る権利を主張していた裁判で、控訴裁判所は21日(現地時間)、ハイタワーの請求を棄却する判決を下した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ハイタワーは、2004年にデ・ニーロと交わした婚前契約により、結婚期間中のデ・ニーロの収入の半分を受け取る権利があると主張した。それらは均等に分割されるべき夫婦の資産であるとしていた。
そうしたなか控訴裁判所は2月に第一審で下された判決を支持し、「夫が婚姻期間中に得た(出演料など映画の)収入と、その間に得たその他の事業資産は、夫の別個の財産である」としてハイタワーの主張を退けた。

ニューヨークのマンハッタン最高裁のマシュー・クーパー判事は2月、夫妻の婚前契約について「俳優業、映画製作、事業など、結婚期間中に得た(デ・ニーロの)収入の大部分が彼の別個の財産であることを立証している」と判決を下し、これを不服としてハイタワーが控訴していた。

しかし、ハイタワーが2人の子供と一緒に住むための家を購入するために、夫妻が一緒に住んでいた2000万ドル(約22億8000円)の家を売却し、そのうちの600万ドル(約6億8000万円)を充てるという婚前契約は認められた。また、デ・ニーロは婚前交渉の条件として、彼女が再婚するか、どちらかが死ぬまで、年間100万ドル(約1億1400万円)の慰謝料を支払うことに同意したという。デ・ニーロの弁護士であるキャロライン・クラウスは「この判決が全てを物語っています。私たちは明らかにその結論に同意しています」とコメントした。

デ・ニーロは1976年に女優のダイアン・アボットと結婚して、アボットの娘を用紙に撮り、息子をもうケタが1988年に離婚。1995年に当時交際してたモデルのトゥキー・スミスとの間に双子をもうけた。1997年にハイタワーと再婚して2018年、デ・ニーロが離婚を申請して2003年に離婚したが1年後に再婚。5年の空白を挟んで20年間一緒にいて1男1女をもうけた。
クラウス氏は、デ・ニーロがハイタワーの浪費癖についていけなかったと主張。ハイタワーの弁護士ケビン・マクドナーは、デ・ニーロが社交の場にプライベートジェットやヘリコプターで出かけたと主張した。夫妻は、離婚が成立して婚前契約が有効になるまで、デ・ニーロがハイタワーに支払うべき金額をめぐっても争っているという。