キルスティン・ダンスト、「スパイダーマン」の共演者トビー・マグワイアとの“極端なギャラ格差”明かす

(2021年11月14日12:45)

キルスティン・ダンスト、「スパイダーマン」の共演者トビー・マグワイアとの“極端なギャラ格差”明かす
キルスティン・ダンスト㊧とトビー・マグワイア(Instagram/@Kirstendunst/@tobeymaguir)

映画「マリー・アントワネット」などで知られる米女優キルスティン・ダンスト(39)が「スパイダーマン」で共演したトビー・マグワイア(46)との「極端なギャラの格差」について明かした。スーパーヒーロー映画の撮影現場における男性スターと女性スターの違いとは?

キルスティン・ダンスト(39)は「The Independent」の最近のインタビューの中で、「スパイダーマン」シリーズ3部作でトビー・マグワイアと共演したことを振り返り、2人の間にあった大きな違いを明かした。

「私とスパイダーマンの間の給与格差はとても極端でした。それについては考えもしなかった。そうかトビーがスパイダーマンを演じているんだと思っただけです。でも2作目のスパイダーマンのポスターを飾ったのは誰だと思う?スパイダーマンと私よ」

「スパイダーマン」(2002年)、「スパイダーマン2」(2004年)、「スパイダーマン3」(2007年)の3本のスーパーヒーロー映画で、ピーター・パーカーが思いを寄せる幼なじみのメリー・ジェーン・ワトソンを演じた。マグワイアはパーカーとスパイダーマンを演じた。同等のギャラを得られなかったにもかかわらず、ダンストは2017年にフランチャイズの一員であることを「愛していた」と語っていた。

「あの映画にすごく出たかった。大好きだったから4作目を作って欲しかったわ。最近のバージョンは気にしていません。みんな私たちのスパイダーマンが好きなの。私は新しいものより最初のに出たいんです」という。そして具体的な金額は語らなかったが、「私は若かったので、『スパイダーマンの映画でたくさんのお金をもらっている』と思っていました。でも、明らかに男性の方が多くの報酬を得ていました」と語った。

スーパーヒーロー映画の撮影現場における男性スターと女性スターの違いに気づいたのはダンストが初めてではない。2019年には、ブリー・ラーソン(32)が自身の主演映画「キャプテン・マーベル」(2019年)の成功を受けて、米誌「Vanity Fair」に「(男女)同一賃金の道を切り開く手助けをしたい」と語っている。
「ルーム」(2015年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したラーソンは「お金の話をするととても興奮します。人々がお金について話すのは不愉快な気分にさせますがそれが罠なのです。その罠はあなたを不愉快な気分にして自分に相応しいものを求めないようにするのです。あなたはその金額を知っているからです」と主張する。

そして「もし今、あなたが気持ち悪いと感じるなら、自分のためだけにするのではなく、あなたの後に続く女性たちのためにやってください。次の女性のためにやってください。未来のあなたのためにやってください。そして、もしそれがあなたにより多くの奮起と戦いを与えることができるなら、それをしてください。私たちはあなたを必要としています」と訴えた。