ジェニファー・ローレンス、米誌「Vanity Fair」で「休業・結婚・妊娠」を語る

(2021年11月14日12:30)

Netflixの映画「Don't Look Up/ドント・ルック・アップ」(12月24日配信開始)で3年ぶりに復帰したオスカー女優のジェニファー・ローレンス(31)が、米誌「Vanity Fair」の表紙を飾りインタビューで、休業の真相や結婚・妊娠などについて語った。

米サイト「TooFab」によると、ローレンスは、2018年に「X-MEN:ダーク・フェニックス」の撮影を終えて以来、女優業、ひいてはメディアの仕事を自粛していた。それ以来3年間、彼女は2019年と2021年のパリ・ファッション・ウィークのクリスチャン・ディオールのショーのために2回ほど公の場に登場したが、私生活ではかなり忙しい状態が続いている。2019年にはニューヨークの画廊経営者クック・マロニーと結婚し、今年9月には第一子を妊娠したことが明らかになった。

ローレンスは「Vanity Fair」誌(11月30日発売)のカバーストーリーで「私はとても緊張しています。ずっと世界に向けて話していなかったから。私の人生に新しいアクセサリーが加わって、それを守りたいと思っているときに、このように(仕事に)戻ってくるなん…。私はあなたのために緊張しています。私にとっても緊張しています。読者の皆さんのためにも緊張しています!」と久しぶりにスポットライトを浴びる場所に戻り緊張していることを打ち明けた。

ローレンスは休業前の生活を振り返り、自分への注目度が「非常に高く極端だった」ため、撮影現場にいることが自分にとっての「最高の逃避場所」だったと語った。働いている間は、「誰もが普通に接してくれる」という。だが「次の日に『仕事に行きたいからイエスと言っているのか?それとも、この映画を作りたいからやっているのだろうか」と考えた」と付け加えた。

「世界にひとつのプレイブック」(2012年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、「ハンガー・ゲーム」シリーズ、「X-MEN」シリーズなどでハリウッドの若手トップ女優として活躍するローレンスだが、休業前に取り組んでいた「X-MEN:ダーク・フェニックス」、「パッセンジャーズ」、「レッド・スパロー」など評判があまり良くなかった作品もあり、振り返ってみると適切なプロジェクトではなかったかもしれないと語った。

「みんなが私にうんざりしていたんだと思うわ。私も自分にうんざりしていしていて、何もできない状態になっていました。私がレッドカーペットを歩けば、『なぜ彼女は走らなかったのか』と言われたものです」という。

「私は人生の大半を人を喜ばせることに費やしていたと思います。仕事をしていると、誰にも怒られないような気がしました。誰も怒らないんだと思えたんです」といい「そして、私が存在するだけでは人々に喜ばれないという段階に到達したと感じました。それで、仕事やキャリアが心の平穏をもたらしてくれると考えるのをやめたんです」と語った。

マロニーとの結婚生活については、「彼と一緒に食料品店に行くことがとても楽しい」と語り、「私をたくさんの喜びで満たしてくれる」と付け加えた。そして、私はいつも『15 Minute Healthy Meals』のような料理雑誌を手に入れるのですが、彼はいつも『それは使わないだろう』という顔をするんです。いつそれを作るの?と聞かれるので、『そうだよ。火曜日に!』と言うんだけど、彼はいつも正しくて私は絶対に作らないんです」と語った。

「Don't Look Up/ドント・ルック・アップ」(12月24日からNetflixで配信)は2人の下っ端の天文学者が、地球を破壊する昭和ウ性の存在について人類に警告を発するためにメディア・ツアーを行う姿を描くSFコメディ。ローレンスが天文学者役で主演。レオナルド・デイカプリオが天文学者の博士役で共演しているほか、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデなど豪華キャストで、監督は「俺たちニュースキャスター」シリーズや「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2015年)などのアダム・マッケイ。