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ハリウッド特急便
モンキーズのマイク・ネスミスさん78歳で死去
（2021年12月11日16:45）
1960年代後半に一世を風靡し4人組バンド「ザ・モンキーズ」のボーカルでギタリストのマイク・ネスミスさんが10日朝（現地時間）死去した。家族が発表した。
米サイト「TMZ」によると、ネスミスさんの家族は、「今朝自宅で家族に囲まれて息を引き取りました。安らかな自然死でした」と声明を発表した。
マイクさんは、ロックンロール・グループのテレビ番組で1965年に結成された4人組バンド「ザ・モンキーズ」のメンバーで、「恋の終列車」、「ディドリーム・ビリーバー」などのヒット曲を連発し、一時はビートルズに匹敵するほどの人気を博した。
マイクさんは、グループをテレビ番組用に作られたものではなく、本物のグループにするために尽力した。番組では当初、実際に楽器を演奏していなかったという。そのことで激論を交わし壁に拳をぶち込んだこともあるという。マイクさんはかつて、「僕らは自分の音楽の趣味を持った子供で、与えられた曲よりも自分たちが好きな曲や作った曲を演奏する方が幸せだった」と語っていたという。
グループ解散後、24時間ビデオチャンネルに発展した「PopClips」という番組を売り込んでMTVの立ち上げに貢献した。
4人のモンキーズのうち2012年にリードボーカルのデイビー・ジョーンズさんが66歳で死去。2019年にベースのピーター・トークさんが77歳が死去した。マイクさんとドラム担当のミッキー・ドレンツ（76）は11月にロサンゼルスのグリーク・シアターで最後のライブを行ったばかりだった。
唯一の生存者となったミッキー・ドレンツは、「親愛なる友人とパートナーを失いました。この2か月間、一緒に歌ったり、笑ったり、しゃべったりと、大好きなことをして過ごせたことに感謝しています。すべてが恋しくなります。安らかに眠ってください、ネッツ。愛を込めて」と追悼のコメントを発表した。