スパイク・リー監督、Netflixと複数年の映画製作契約

(2021年12月18日12:15)

スパイク・リー監督、Netflixと複数年の映画製作契約
スパイク・リー監督(Instagram/@officialspikelee)

映画「ブラック・クランズマン」などで知られるスパイク・リー監督(64)がNetflixと複数年の契約を締結したことが分かった。Netflixが16日(現地時間)、発表した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、リー監督は、自身の製作会社フォーティー・エーカーズとア・ミュール・フィルムワークスを通じてNetflixのオリジナル作品の監督と製作を行うという。

リー監督は、「私と私の会社フォーティー・エーカーズとア・ミュール・フィルムワークスにとって、Netflixとのパートナーシップを更新すること以上に、新しい年を迎える良い方法はありません」とコメント。「私の仕事のほかにも、我々は一緒に新しい多様なストーリーテラーに焦点を当てる若者に奉仕する必要があります」と新しい才能の発掘も行うことを明らかにした。

Netflixのグローバル映画部門責任者スコット・スタバーは「スパイクとの新たなパートナーシップを結ぶことは光栄であり、ブルックリン発の映画の次の章を世界に届けることを楽しみにしています。スパイクの素晴らしいキャリアを通じて、彼の脚本と監督は、信じられないほどのエンターテインメントでありながら、現代に対する鋭い洞察力を持ち続けています」と述べた。

リー監督はこれまでに「ロドニー・キング」(2017年)、「See You Yesterday」(2019年)、「ザ・ファイブ・ブラックス」(2020年)のNetflix配信作品を製作・監督している。 と、

スパイク・リー監督は「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1982年)、「マルコムX」(1992年)など黒人差別の問題などを正面から取り上げる作品で知られる。ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる黒人警官が白人に成りすまして白人至上主義団体クー・クラックス・クランの地方支部に侵入して活動の実態を暴く映画「ブラック・クランズマン」(2018年)でカンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリ、アカデミー賞脚色賞を受賞した。