デミ・ロヴァート、丸刈り頭で「再出発」 「カリフォルニア・ソーバー」は卒業 

(2021年12月19日11:15)

米歌手デミ・ロヴァート(29)が丸刈りにした新しいヘアスタイルをインスタグラムで公開して「再出発」とキャプションをつけた。クリスマスには家族と再会し、これまで支持していた「カリフォルニア・ソーバー」もやめたという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ロヴァ―トはカメラマンのアンジェロ・クリティコスがFaceTimeで撮影した動画を自身のインスタグラムに投稿して、剃り上げた新しいヘアスタイルをお披露目した。「🖤 #freshstart」(再スタート) とキャプションを付けている。

一方、デミの姉ダラス・ロヴァート(33)は、妹のマディソン・デ・ラ・ガルザ(19)と共に、クリスマスに丸坊主になったロヴァ―トと再会したエモーショナルな動画をTikTokで公開した。
デミと抱き合う動画に「クリスマスに願った通りのものを手に入れるとき...あなたの妹」とキャプションを書き込み、赤いハートの絵文字を添えた。さらに妹のマディソン(19)とロヴァ―トも抱き合いデミは「あなたを騙してごめんね」とデミが言うとマディソン「いやなヤツ」とジョークで返し強く抱きしめた。

2018年7月にコカインの過剰摂取で意識不明になり一命をとりとめたロヴァ―トは、今年3月に 「CBSニュースサンデーモーニング」のクアスター、トレイシー・スミスとのインタビューで「カリフォルニア・ソーバー」(California sober)を支持していることについて語った。
「彼らが節制と呼んでいることをしているわけですね?つまり、酒を飲んで、マリファナを少し吸っている、そう言っていいのかな?」 とスミスが尋ねると、ロヴァ―トは「そうですね。"カリフォルニア・ソーバー "っていう言葉が一番しっくりくるかな」と答えている。そして「完全な節制がすべての人にとっての万能な解決策とは思えないのです」などと語っていた。
だがロヴァ―トは12月初旬に、インスタグラム・ストーリーズを通じて「私はもう自分の "カリフォルニア・ソーバー "のやり方を支持しない」と宣言した。「シラフが唯一の道」としてアルコールと大麻をやめるという。

コロナ禍で1年以上も家に引きこもる生活によりアルコールの接種が増えるなかで、二日酔い知らずの楽しい時間を過ごすためにトレンドになっているといわれるカリフォルニア・ソーバーと呼ばれるライフスタイルは、大麻が広く合法化されたことで、飲酒を控えることがこれまで以上に容易になったことも流行の要因になったといわれるともいわれる。
一方で「禁酒を守り回復のために一生懸命に闘っている多くの人々にとって、この新しい言葉“カリフォルニア・ソーバー”を持ち出すことはとても不適切です」と専門家が指摘している。

ロヴァートは「私の回復の状況を人に説明するのは本当に気が進まないの。私のケースが自分のためになるものだと思われたくないから」とも語っていた。そうしたなか、カリフォルニア・ソーバーをやめてアルコールと大麻を断っての再出発を目指したようだ。