ビル・マーレイ、映画の撮影現場で女性に「ベタベタ触っていた」疑惑浮上 撮影無期限中断

(2022年4月25日10:10)

ビル・マーレイ、映画の撮影現場で女性に「ベタベタ触っていた」疑惑浮上 撮影無期限中断
ビル・マーレイ(インスタグラムから)

「ゴーストバスターズ」シリーズなどで知られる米俳優ビル・マーレイ(71)がアジズ・アンサリ監督の「ビーイング・モータル」の撮影現場で不適切な言動があったとして撮影が無期限中断された騒動で、マーレイが女性に「ベタベタ触っていた」との疑惑が浮上した。米メディアが報じた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、先週、マーレイの"不適切な行動 "の苦情があったため、マーレイの撮影現場での行動に関する調査が行われ、21日(現地時間)に同作の撮影を無期限で中断することが発表された。

不適切な言動の内容は明らかにされていなかったが、ある関係者は同紙に「マーレイはとても手際よく女性に腕を回し、髪を触り、ポニーテールを引っ張るなど、常にコミカルな方法で触っていました」と証言。「みんな彼を愛していますが、彼の行為は違法ではないものの一部の女性は不快に感じたのです」という。
別の関係者によると、マーレイは「女性を愛し、いちゃつくのが大好きで、詩やロマンスを楽しみ、いつもいちゃつくが、それはいつも冗談めかしてごまかされている」と語っている。彼が一線を越えたかどうかは明らかではないという。

一方、俳優のリチャード・ドレイファスの息子で俳優・ジャーナリストのベン・ドレイファス(35)は21日夜(現地時間)、ツイッターで1991年に父親が出演したディズニーのコメディ「ホワット・アバウト・ボブ?」のキャストとクルーをマーレイから守るためにボディガードを雇わざるを得なかったと明かした。マーレイは追加の休暇を要求したがプロデューサーのローラ・ジスキンに断られ「彼女のメガネを顔から引き剥がし、それに苦情を言った私の父に灰皿を投げつけた」という。灰皿は当たらなかったが、その騒動で「みんな撮影現場から立ち去り、ディズニーがボディガードを何人か雇って、父とマーレイを引き離して撮影を再開した」という。リチャードはマーレイを「酔っぱらったいじめっ子」と呼んでいたという。

「ビーイング・モータル」はホスピスと終末期ケアを描いたベストセラー医療ノンフィクションが原作で、俳優アジズ・アンサリの監督デビュー作。主演はマーレイでセス・ローゲン、歌手キキ・パーマーらが出演している。撮影は3月28日にスタートし、半分を撮り終えていたという。