U2のボノとジ・エッジがキーウの地下鉄駅でパフォーマンス

(2022年5月9日10:40)

 U2のボノとジ・エッジがキーウの地下鉄駅でパフォーマンス
ライブで熱唱するボノ㊧とジ・エッジ(Instagram/@abcnews)

アイルランドのロックバンド、U2のフロントマン、ボノ(61)とギタリストのジ・エッジ(60)が8日(現地時間)、ロシア軍の侵攻が続くウクライナの首都キーウの地下鉄駅構内でサプライズのパフォーマンスを行った。米ABC・Newsが報じた。

ボノとジ・エッジはキーウで最も混雑する地下鉄フレシチャーティク駅の構内で、数十人のファンが見守る中、1時間近く即興のコンサートを行いファンらを驚かせた。

2人は「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」などのヒット曲を歌い、歌詞をウクライナに当てはめてアレンジして「今晩、5月8日、銃声がウクライナの空に響くだろう。でもあなた達は最後には解放される。奴らは命を奪えてもプライドは奪えはしない」などと歌った。

ボノは曲の合間に「ウクライナの人々は、あなた方自身の自由のためだけに戦っているのではなく、自由を愛する私たちすべてのために戦っているのです」と観客に語りかけたという。

ウクライナのバンド、アンティティラのフロントマンでウクライナ軍に参加しているタラス・トポリアが軍服姿でライブに駆け付け、「スタンド・バイ・ミー」を一緒に歌い、ボノに最近キーウの基地付近に落ちたロシア軍のミサイルの破片をプレゼントしたという。U2のライブはウクライナの「グッドモーニング・ウクライナ」も報じた。

その後2人はキーウ近郊のイルピンを訪れて激しい戦闘の被害助教などを視察した。2人はツイッターで「ゼレンスキー大統領にウクライナの人々との連帯を示すためにキーウで演奏してほしいと招待してくれたので来ました」と明らかにして「#StandWithUkraine」のハシュタグを添えた。