キャメロン・ディアスの映画、批評家が選ぶ「ベスト10」 2位は「シュレック2」で1位は?

(2022年7月19日12:30)

キャメロン・ディアスの映画、批評家が選ぶ「ベスト10」 2位は「シュレック2」で1位は?
キャメロン・ディアス(Instagram/@camerondiaz)

キャメロン・ディアス(49)がNetflixの新作「バック・イン・アクション」で女優業に復帰することが決まり話題を呼んでいる。ロマンティック・コメディからアニメの声優まで、何でもこなすキャリアは30年近くに及び、出演作も50本を超えている。米評論家が選んだ「ベスト10」では2位が「シュレック2」(声優)で1位はー。

米エンタメサイト「TooFab」は、ディアスが「引退しない」という決断をしたのを受けて、批評家が選ぶ彼女のベストフィルムを振り返った。ロマコメの名作からアニメの人気作まで選ばれた10本の作品を紹介した。

10位 「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」 (評価 62%)

キャメロンが主演した「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」(1995年)は、リベラルな大学院生の若者たちが、突然、偏屈で極右の客を殺害するというブラックコメディ。

9位 「チャーリーズ・エンジェル」(評価 68%)

ディアスの最も象徴的な作品のひとつ、「チャーリーズ・エンジェル」(2000年)では、犯罪と戦うエリートトリオの1人を演じた。キャメロンと共演のドリュー・バリモアとルーシー・リューが力を合わせて、70年代のT人気Vシリーズを大スクリーンで再現し、悪名高い犯罪者たちを撃退した。2003年に続編「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」が公開された。(68%は全体の批評の中の肯定的評価の割合。以下同)

8位 「ギャング・オブ・ニューヨーク」(評価 72%)

マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002年)でレオナルド・ディカプリオ、ダニエル・デイ=ルイスらと共演。刑務所から出所したアイルランド移民の青年が、父親を殺したギャングのリーダーに復讐するドラマを描いている。ディアスは美貌の詐欺師を演じてゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされた。

7位 「マイ・ベスト・フレンズ・ウェディング」(評価 73%)

「マイ・ベスト・フレンズ・ウェディング」(1997年)では、ジュリア・ロバーツ、ダーモット・マルローニーと共演して三角関係のドラマを演じた。

6位 「イン・ハー・シューズ」(評価 74%)

「イン・ハー・シューズ」(2005年)は、対照的な姉妹が恋に仕事に、それぞれが人生の転機を迎える姿を描いたハートフル・ヒューマン・ストーリー。ディアスは周りがうらやむ美貌の持ち主だが問題ばかり起こす妹マギーを演じた。トニー・コレットが弁護士の姉役で共演した。

5位 「ザ・マスク」(評価 80%)

「マスク」はディアスのデビュー作で、大スターのジム・キャリーと共演した作品。魔法のマスクを手に入れた主人公は、そのマスクをつけると、魅力と自信にあふれたプレイボーイに変身。銀行強盗を働いたり、犯罪組織の幹部と騒動を起こしたり大暴れする。ディアスはマスクに惹かれるクラブの歌手を演じて注目された。

キャメロン・ディアスの映画、批評家が選ぶ「ベスト10」 2位は「シュレック2」で1位は?
「メリーに首ったけ」(公式サイトから)

4位 「メリーに首ったけ」(評価 83%)

「メリーに首ったけ」(1998年)でロマコメスターとしての地位を固め、コメディ界の巨匠ベン・スティラーやクリス・エリオットの相手役を務めることになった。内気で不器用な高校生のテ度(ベン・スティラー)が憧れのメリー(ディアス)とデートする子運をつかむがトラブルでデートは中止になる。そして13年後にメリーを忘れられず追いかけるというロマンティック・コメディ。同作は1億ドル(約135億円)を超える大ヒットとなり、ニューヨーク映画批評家協会賞女優賞を受賞。ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にもノミネートされて一躍スター女優になった。

3位 「シュレック」(評価 88%)

アニメ映画「シュレック」(2001年)でフィオナ姫の声を演じた。シュレック(マイク・マイヤーズ)は、自分の家とその家族を守るために、悪の支配者と取引し、ファークワッドの花嫁となるフィオナ姫を救出するために旅立つ。この映画は、第1回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、全世界で約4億8500万ドル(約655億円)の興行収入を記録した。

2位 「シュレック2」(評価 89%)

シリーズ第2弾「シュレック2」(2004年)は、1作目を上回る9億2870万ドル(約1254億円))の全世界興行収入を記録した。続編では、結婚したばかりのシュレックとフィオナが、フィオナの人間の両親に会うためにはるかかなたの王国へ行く。

1位 「マルコヴィッチの穴」(評価 94%)

「マルコヴィッチの穴」(1999年)は人形師クレイグ・シュワルツ(ジョン・キューザック)が、名優ジョン・マルコヴィッチの心の中に入り込む魔法の扉を発見する物語。その結果、クレイグと妻のロッテ(ディアス)の人生は大混乱に陥る。同僚のマキシン(キャサリン/キーナー)にだけ秘密を打ち明けた2人は、一風変わったビジネス計画を立て奇妙な関係を築いていくというストーリー。スパイク・ジョーンズの初監督作品で、「ジョン・マルコヴィッチの頭に通じる穴を見つける」という奇想天外な脚本が受けて脚本を担当したチャーリー・カウフマンがアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、ロサンゼルス映画批評家協会賞の脚本賞など数々の賞を受賞した。ディアスはアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。