アン・ヘッシュさんの死因が明らかに 検視官発表「鈍的外傷による胸骨骨折」

(2022年8月18日17:20)

アン・ヘッシュさんの死因が明らかに 検視官発表「鈍的外傷による胸骨骨折」
アン・へッシュさん(Instagram/@anneheche)

米女優アン・ヘッシュさんが5日(現地時間)、ロサンゼルスで車を運転中に民家に激突して炎上した交通事故で脳死状態となり53歳で死亡した事故で、ロサンゼルス郡の検視官は死因は「鈍的外傷による胸骨骨折」と発表した。米メディアが報じた。

米紙ニューヨーク・ポスト「PagSix」によると、ロサンゼルス郡の検視官は、へッシュさんの死因について鈍的外傷による胸骨骨折とし、偶発的なものだったと断定した。米国立衛生研究所によると、胸骨骨折は胸がハンドルにぶつかることで起こり、女性ドライバーにやや多く見られるという。

ヘッシュさんは12日(現地時間)に脳死を宣告され、臓器提供者とマッチングした後、15日(同)に生命維持装置を外された。

へッシュさんの代理人は「私たちは、明るい光、親切で最も楽しい魂、愛する母、そして忠実な友を失いました。アンは深く寂しくなりますが、彼女は美しい息子たち、彼女の象徴的な作品群、そして彼女の情熱的な擁護活動を通して生き続けています。常に自分の真実に立ち、愛と受容のメッセージを広める彼女の勇気は、永続的な影響を与え続けるでしょう」とのコメントを12日に発表した。

へッシュさんは5日午後(現地時間)、ミニクーパーを運転中にロスのマー・ビスタ地区にある住宅に激突して炎上する事故を起こした。担架に乗せられたへッシュさんの背中に深刻な傷があるのが確認され、住宅からは煙が立ちのぼり、多数の消防車が駆けつけて消火に当たったという。

へッシュさんは重度の無酸素性脳損傷、人工呼吸を必要とする重大な肺損傷、外科的手術を必要とする火傷を負ったという。事故で昏睡状態に陥り、意識を取り戻すことはなかったという。捜査当局はへッシュさんが事故当時、コカインの影響下にあったことを確認したと報じられた。へッシュさんは搬送先の病院で死亡した。