マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが感動の再会 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で共演

(2022年10月11日21:30)

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのマイケル・J・フォックス(61)とクリストファー・ロイド(83)が8日(現地時間)、ニューヨーク・コミコンで再会を果した。2人はステージで熱い抱擁を交わしてファンから万雷の拍手を浴びた。

米サイト「TMZ」によると、フィックスは最初一人でステージ上のソファに座っていたが、ロイドが出てくると飛び出してきて、両手を広げて彼を抱きしめた。とても感動的な瞬間で、マイクの抱きつき方から再会が大きな意味があったことをうかがわせた。その後、2人は席につき、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作の昔話に花を咲かせたが、特に1作目(1985年)についての話が多かったという。

同シリーズはフォックス演じる主人公のマーティ・マクフライが、ロイド演じるエメット・ブラウン博士(通称ドク)が発明したタイムマシンのデロリアンに乗って過去の時代にタイムスリップするロバート・ゼメキス監督のSF映画で、1985年に第1作が公開されて3億8110万ドル(約553億6200万円)と、同年の全世界最高の興行収入を記録。「―PART2」(1989年)、「―PART3」(1990年)の続編2作が製作された。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のミュージカルが来年ブロードウェイで上演される。

フォックスはシットコム「ファミリーダイス」(1982年~1989年)でエミー賞の主演男優賞(コメディ―部門)を1986年から3年連続で受賞。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の大ヒットでハリウッドスターの仲間入りを果たした。1991年、30歳の時にパーキンソン病と診断されたが、公表せずその後も出演を続けたが1998年に公表して引退。2004年にテレビドラマに出演して復帰。2010年からドラマ「グッド・ワイフ」の第2シーズンから準レギュラーで出演するなど俳優として活動していたが2020年11月に記憶力の低下から2度目の引退を決めた。
フォックスは以前、「僕の人生で最高の出来事はこのことだった。パーキンソン病は贈り物だ。人にギフトだと言うと、『バカじゃないの』と言われる。でも、これは贈り物なんだ。これは才能であり、何にも変えられないものなんだ。自分が持っているものじゃなくて、与えられたものなんだ」などと語っていた。