米リアリティスターのトッドとジュリー・クリスリー夫妻、詐欺と脱税で計19年の禁固刑

(2022年11月22日13:00)

米リアリティスターのトッドとジュリー・クリスリー夫妻、詐欺と脱税で計19年の禁固刑
トッド㊨とジュリー・クリスリー夫妻(Instagram@juliechrisley)

米リアリティ番組「クリスリー・ノウズ・ベスト」のスター、トッド・クリスリー被告(53)と妻のジュリー・クリスリー被告(49)が21日(現地時間)、米ジョージア州アトランタの裁判所で詐欺と脱税の罪で合計19年の禁固刑を言い渡された。米メディアが報じた。

米FOX 5 Atlanta(電子版)によると、裁判所の判事は21日(現地時間)、トッドに12年の禁固刑を言い渡した。ジュリーは7年の禁固刑の判決を受けた。

検察は、夫妻が数年にわたり複数の詐欺を行い、銀行から3000万ドル(42億5000万円)以上の不正融資をだまし取り、夫妻の会計士が虚偽の法人税申告を行ったとしている。クリスリー夫妻の代理人弁護士は、国税庁の職員が虚偽の証言をし、検察がそれを押し付けたと主張したが、6月に陪審員はアトランタの銀行を詐取するために共謀した罪と脱税の罪でクリスレイ夫妻に有罪の評決を下した。検察はトッドに対して17年から22年の禁固刑、ジュリー・クリスリーに対しては10年から12年の禁固刑を求刑。今回判事が量刑を言い渡した。夫妻の弁護士は再審を要求しているという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、夫妻が出演するリアリティ番組「クリスリー・ノウズ・ベスト」は2014年から放送され、不動産業で成功した夫妻の贅沢なライフスタイルに焦点を当てながら、一家の冒険を追った。トッドは7月29日、ポッドキャスト「クリスリーの告白」で「私は私の自己価値と私の純資産の違いを見分けることができなくなり迷子になった」といい、「(お金が)安らぎをもたらすと思ったものの奴隷になるんだ。だから、私はその中で迷子になったんです。私はあまりにも無知でした。無知という言葉を使ったのは、自己価値と純資産をどう区別したらいいのか、わかっていなかったということです」などと語っていたという。