フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーさん死去 79歳 

(2022年12 月1日17:00)

フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーさん死去 79歳
クリスティン・マクヴィーさん(Instagram/
@christinemcvieofficial)

ロックバンド、フリートウッド・マックのヴォーカル兼キーボードのクリスティン・マクヴィーさんが死去した。79歳だった。

米サイト「TMZ」によると、クリスティンさんの家族は声明を発表し、「彼女は今朝、2022年11月30日、短い病気の後、病院で家族に囲まれ安らかに息を引き取りました」と報告した。「この非常に辛い時に家族のプライバシーを尊重してくださることをお願いします。皆さんがクリスティンを心に留め、素晴らしい人間で、誰からも愛された尊敬すべきミュージシャンとしての彼女の人生を覚えていてほしいと思います」としている。病名は明らかにされていない。

バンドメンバーのスティーヴィー・ニックス(74 )は、クリスティンさんが病気だと知ってから、ロックバンド、ハイムの「Hallelujah」という曲がずっと頭から離れなかったという。「いつかこの言葉が必要になるとずっと思っていた。あの世で会いましょう、私の愛しい人。私のことを忘れないでね」と追悼した。

クリスティンさんは1970年にフリートウッド・マックに参加し(バンドは1967年に結成)、1998年にフリートウッド・マックと共にロックの殿堂入りを果たした。1998年にバンドを脱退することを発表し、やめるべき理由のひとつとして飛行機恐怖症とパニック発作を挙げている。彼女はソロアルバムをリリースするまでの数年間、引退状態にあった。2014年にバンドに再加入している。マクヴィーさんは「ドント・ストップ」「オーバー・マイ・ヘッド」などのヒット曲を手掛けた。

フリートウッド・マックは声明を発表し、「クリスティン・マクヴィーの死去による私たちの悲しみを表現する言葉はありません。彼女は本当に唯一無二の存在で、特別で、計り知れないほどの才能がありました。バンドの最高のミュージシャンであり、最高の友人でした。彼女と人生を共にすることができて、私たちは本当に幸運でした。個人として、そして一緒に、私たちはクリスティンを深く大切にし、素晴らしい思い出に感謝しています。彼女がいなくなることはとても寂しいことです」と追悼した。