ウーピー・ゴールドバーグ、ホロコーストについての反ユダヤ的発言を謝罪「まだ学んでいる最中」

(2022年12月28日11:00)

ウーピー・ゴールドバーグ、ホロコーストについての反ユダヤ的発言を謝罪「まだ学んでいる最中」
ウーピー・ゴールドバーグ(Instagram/@whoopigoldberg)

「ゴースト/ニューヨークの幻」「天使はラブソング」などで知られる女優で歌手のウーピー・ゴールドバーグ(67)が、ホロコーストについての反ユダヤ的な発言を謝罪した。「まだ学んでいる最中」だという。

米サイト「TMZ」によると、ウーピーは27日(現地時間)、米誌「ローリングストーン」で「心からの謝罪」を表明し、「ユダヤ教指導者や新旧の友人たちと話して意見を聞いた後に、それを倍増させ傷つけるような発言をすることは決して意図していませんでした」と釈明した。

ウーピーは「まだ学んでいる最中」と言い、「ホロコーストは人種の問題だったと思います。人々を動揺させ、傷つけ、怒らせてしまったことを後悔しています」と語った。

ホロコーストは第二次世界大戦中にナチス・ドイツがユダヤ人に対して組織的に行った強制収容所などでの大量虐殺。ニューヨーク・ユダヤ人問題研究所は580万人のユダヤ人が犠牲になったと推計している。

ウーピーは最近、新作映画「Till」のプロモーションのために英紙「タイムズ」のインタビューに応じて、ユダヤ人の友人が「国勢調査にユダヤ人という欄はない。だから、我々は人種ではないだろうと思う」と話していたことを引用して、ユダヤ人自身が実際に人種であるかどうかについては意見が分かれていると指摘。「彼ら(ナチス)が最初に殺したのは誰だったか思い出してみてください。彼らは人種的なものを殺したのではなく、精神的に欠陥があると考えたのです。そして、彼らはこの決定を下したのです」などと”ユダヤ人虐殺“を否定するような発言をして”大炎上“を招いていた。

ウーピーは今年の初めにも同様の発言をして2月から共同司会を務めていた「The View」の出演を一時停止され、「二度とそのように考えないように努力します」と謝罪したという。「学び」が足りなかったようだ。