米女優メリンダ・ディロンさん死去、83歳 「未知との遭遇」など

(2023年2月4日12:20)

米女優メリンダ・ディロンさん死去、83歳 「未知との遭遇」など
メリンダ・ディロンさん(インスタグラムから)

映画「未知との遭遇」などで知られる米女優メリンダ・ディロンさんが1月9日(現地時間)に死去したことを、家族が3日(同)、明らかにした。83歳。米メディアが報じた。
br> 米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ディロンさんの家族は、ディロンさんが1月9日にカリフォルニア州で亡くなったことを3日に発表した。死因は明らかにされていない。

ディロンさんは1939年10月13日生まれ。米アーカンソー州ホープ出身。アラバマ、ドイツ、シカゴで子供時代を過ごした後、舞台の即興劇からキャリアをスタートさせ、1963年に「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」のブロードウェイ公演でハニー役を演じてトニー賞ノミネートとシアター・ワールド賞を受賞。しかし、激しい芝居で精神的に不安定になり、一時精神科病院に入院していたことを明かしていた。

1969年、「幸せなパリ」で映画デビュー。スティーブン・スピルバーグ監督のSF大作「未知との遭遇」(1977年)とシドニー・ポラック監督の「スクープ悪意の不在」(1981年)でアカデミー賞助演女優賞に2度ノミネートされた。「フィスト」(1978年)ではシルヴェスター・スタローンと共演した。ディロンさんは15年前に女優業を引退。最後の映画出演は2007年、「再会の街で」(2007年)。また同年、医療ドラマ「Heartland」の3エピソードに出演した。

私生活で1963年に俳優のリチャード・リベルティーニと結婚して息子リチャード・リバティーニ・ジュニアをもうけたが1978年に離婚した。