グウィネス・パルトロウ、スキー事故裁判がスタート 追突され重傷として元医師が4000万円の損害賠償請求

(2023年3月22日15:30)

>グウィネス・パルトロウ、スキー事故裁判がスタート 追突され重傷として元医師が4000万円の損害賠償請求
グウィネス・パルトロウ(Instagram/@gwynethpaltrow)

スキー場でオスカー女優のグイネス・パルトロウ(50)に衝突されて重傷を負ったとして医師が30万ドル(約4000万円)の損害賠償を請求している裁判が21日(現地時間)、米ユタ州パークシティの裁判所でスタートして、パルトロウが出廷した。双方ともぶつかってきたのは相手だと主張して真っ向から対立している。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、パルトロウを訴えているのは元陸軍検眼士テリー・サンダーソンさん(69)で、2016年2月26日、米ユタ州ディアバレー・リゾートのスキー場で、パルトロウがスキーで上から滑り降りてきて医師に激突。パルトロウは医師の上に倒れ、医師は肋骨を4本折り、脳に損傷を与えたとしている。弁護士のローレンス・D・ビューラー氏は「彼女はそのようにスキーをすることが無謀であることを知っていた」と主張した。ユタ州の法律では、下方にいるスキーヤーの権利が優先されるため、衝突事故が起こったとき、どちらがより下方にいたかが中心的な問題になるという。

。 パルトロウは、ぶつかって来たのは医師であり、逃げてなく現場にとどまったと主張。弁護士費用と1ドル(約134円)の損害賠償を求めて反訴している。

パルトロウの弁護士スティーブ・オーウェンズ氏は法廷で「パルトロウさんは3歳の頃からスキーをやっていて、自分では中級者だと思っています。彼女はディアバレー・スキーリゾートで6回ほど滑ったことがあります」と述べた。

その後、パルトロウはその場から「逃げ出した」と言われています。このスターのスキーインストラクターの一人が、サンダーソンの友人に「あなたの仲間がグウィネス・パルトロウをやっつけたことを理解しているか」と尋ねたと、弁護士は主張しています。

サンダーソン氏の弁護士によると、依頼人は事故から数年経った今でも脳損傷の症状に苦しんでおり、その結果、精神的・感情的なストレスにより、交際相手の女性と破局するなど活発で健全な人間関係に影響を与えた可能性があると側は主張している。

サンダーソンさんは当初310万ドル(約4億1000万円)を請求していたが裁判官は「最高で30万ドルしか得られない」と判断したため、10分の1の30万ドルの請求に修正したという。

「恋におちたシェイクスピア」(1998年)で第71回アカデミー賞主演女優賞を受賞したオスカー女優で、「アイアンマン」シリーズや「アベンジャーズ」シリースなどで知られるパルトロウはクリーム色のセーターを着て、法廷ではほとんど無表情だったという。裁判は8日間行われ、パルトロウは自身の弁護のために証言台に立つ予定だという。パルトロウの弁護士は、サンダーソン側の主張を「でたらめ」と主張し両者の主張は真っ向から対立しているが、裁判所がどう判断するか注目される。