米大物ラッパー、ショーン・コムズ、元モデルから薬物を使った性的暴行で訴えられる 歌手暴行ビデオも発覚

(2024年5月22日11:00)

米大物ラッパー、ショーン・コムズ、元モデルから薬物を使った性的暴行で訴えられる 歌手暴行ビデオも発覚
暴行ビデオ発覚を受けて謝罪するショーン・コムズ(Instagram/@diddy)

米大物ラッパーで音楽プロデューサーの「ディディ」ことショーン・コムズ(54)が、キャリアアップを約束して誘惑したと主張する元モデルから、また新たな訴訟を起こされた。米メディアが報じた。

米サイトTMZによると、元モデルのクリスタル・マッキニーさんは2003年、22歳のときにニューヨークのシプリアーニ・ダウンタウンで開催されたメンズ・ファッション・ウィークのイベントに招待されたと主張している。彼女はそのイベントでコムズに会い、スタジオに招待されたという。

スタジオに到着直後、コムズと数人の同僚がヘネシーを飲み、マリファナを回していたという。彼女はそのマリファナを吸うと、とても力強く浮遊感を感じたという。彼女はそのジョイントに麻薬か他のドラッグが混入されていたと主張している。

クリスタルさんによると、コムズはその後、バスルームまでついてくるよう要求し、そこで彼は無理やり彼女に体を押しつけ、キスを始め、彼女の頭を自分の股間に押し付けオーラスセックスするよう命じたという。彼女は拒否したが、コムズは彼女の頭を押し倒し、オーラルセックスを強要したと主張しているという。
彼女はその場から立ち去ろうとしたが、ふらつき、意識を失った。次の瞬間、彼女はタクシーの中で目を覚まし、性的暴行を受けたことに気づいたという。
その後、彼女はモデル業界から追放され、重度のうつ病になり、2004年に自殺を図ったと主張している。

■CNNがコムズの歌手暴行ビデオを放送

コムズをめぐっては2016年3月、当時交際していた歌手のキャシー・ベンチュラさんを床に引きずり倒しけりつけるなど暴行を加える様子を記録した防犯カメラの映像をCNNが報じた。コムズは19日(現地時間)、自身のインスタグラムで「私の振る舞いは弁解できないもの」などと謝罪して、「どん底に落ち、それ以来、より良い人間になるためにセラピーを受けてきた」と主張した。
だが、キャシーの弁護団は、コムズは謝罪ビデオの中で自分のことばかり話していると非難したという。
元恋人のキャシーは昨年11月にコムズをレイプと虐待で訴えた。それ以来、コムズは虐待を主張する5件の訴訟を起こされており、マッキニーさんからの最新の訴訟は6件目だという。フロリダとカリフォルニアにあるコムスの豪邸は、4月に人身売買を扱う国土安全保障省のチームによって家宅捜索を受けており、今後事件として立件される可能性がある。弁護士は義脇を否定りているという。
マッキーにさんは、キャシーらが起こした訴訟のニュースを見て、「声を上げる道徳的義務があると思った」と語っているという。彼女は不特定の損害賠償を求めている。