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ハリウッド特急便
ワン・ダイレクションのリアム・ペインさん転落死 強力な薬物の影響下の可能性 1か月前にレコード会社が契約解除
(2024年10月19日11:30)
英人気グループ、ワン・ダイレクション(1D)のリアム・ペインさんが16日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスのホテル3階の部屋から転落して死亡した。強力な薬物の影響下にあった可能性があるという。1か月前にレコード会社から契約を解除されていたとの新情報も浮上している。
米サイトTMZなどによると、「薬物かアルコールの影響にある男が暴れている」との通報があり、警察が駆け付けたところすでに転落し死亡していたという。室内から抗不安薬のクロナゼパムなど複数の錠剤が見つかったという。リアムさんは転落した衝撃で頭蓋骨を骨折し、即死だったとみられている。
ブエノスアイレスの警察がTMZに語ったところによると、リアムさんは、発作や幻覚を引き起こすことで知られる強力な薬物「クリスタル」の影響下にあったとみられるという。
リアムさんは昨年に米ルイジアナ州の入所して治療を受けたが、ある関係者は「リアムさんは深刻な薬物中毒と闘っており、治療はうまくいっていなかったようだ」と語ったという。
ホテルの支配人は、リアムさんが亡くなる数分前、「緊急に人を寄こしてほしい。私たちは、彼が何かするのではないか、彼の命が危険にさらされるのではないかと心配しています」と通報したという。
ブエノスアイレスの治安省の広報部長がAP通信に語ったところによると、リアムさんは 「部屋のバルコニーから飛び降りた 」という。このため「自殺」とも報じられた。
しかし、警察関係者は米Us Weekly誌に、確認できるのは彼が転落したということだけで、「飛び降りたのか、偶発的なものなのかはわからない」と語ったという。
米Page Sixによると、リアムさんは、1か月以上前に所属レコード会社ユニバーサルから契約解除されたという。また、ロンドンを拠点とする広報担当から解雇されたという。ハリー・スタイルズやゼイン・マリクがソロとして成功しているにに比べると、リアムさんは、音楽活動が不振だったといわれている。ある関係者は「リアムさんの前借りは巨額で、彼はそれを返済できなかった」と語ったという。
リアムさんは、今月初め、1Dのメンバー、ナイル・ホーランのコンサートのためアルゼンチンを訪れており、恋人でライフスタイルを配信する米人気インフルエンサーのケイト・キャシディ(25)と一緒だったという。TMZによると、リアムさんが死亡する数日前、彼女が米国に戻った後になって、彼はその日ホテルのロビーで不規則な行動をとり、ノートパソコンを壊したという。同サイトは、壊されたテレビなどが散乱するリアムさんが宿泊していたホテルの部屋の写真を公開した。
ワン・ダイレクションの メンバーのハリー・スタイルズ(30)、ルイ・トムリンソン(32)、ゼイン・マリク(31)、ナイル・ホーラン(31) は17日(現地時間)、共同声明を発表。「リアムの訃報に、私たちは完全に打ちのめされています。時間が経って、みんなが話せるようになったら、もっと話すことがあるでしょう。しかし今は、私たちが心から愛していた兄弟を失ったことを悲しみ、整理するために、しばらく時間を取るつもりです。彼と分かち合った思い出は永遠の宝物です。今は、彼の家族、友人、そして私たちとともに彼を愛してくれたファンのことを思っています。彼がいなくなるのはとても寂しい。リアムを愛しています。ルイ、ゼイン、ナイル、ハリー」と追悼した。
ワン・ダイレクションは、2010年に英国のオーデイション番組「Xファクター」の別々に出演した5人で結成され、世界を席巻し、レコード音楽史上最大級の熱狂的なファンを集め、5枚のアルバムをリリースした。2015年にマリクが脱退し、2016年にワン・ダイレクションは無期限の活動休止に入ったものの、ダイレクションファンはいつか再結成が見られるという希望を持ち続けていた。
リアムさんは2017年3月、歌手のシェリル・コールとの間に息子ベアをもうけた。そして2人はわずか1年後の2018年に破局したが、リアムさんは、しばしばインタビューで息子について語り、若い父親であることについて話していた。