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映画
レディー・ガガ、カマラ・ハリスの選挙集会で熱唱 クロエ・グレース・モレッツはゲイを公表し「ゲイを守る」ハリス支持を表明
(2024年11月6日12:00)
レディー・ガガは4日(現地時間)、大統領選の重要なスイング・ステート(激戦州)のペンシルベニア州で開催されたカマラ・ハリス氏の最後の選挙集会でパフォーマンスを行い、民主党大統領候補への全面的な支持を示して「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌った。クロエ・グレース・モレッツはゲイをカミングアウトし、「ゲイを守る」ハリス支持を表明するなど投票日直前にもハリウッドのハリス支持が続いたが、依然として「ハリスVSトランプ」の史上まれにみる大激戦になっているという。
米TMZによると、ガガは投票日前夜の4日(現地時間)、ペンシルベニア州フィラデルフィア美術館の有名な「ロッキー」階段の前で行われたハリス氏の集会でピアノの前に座り、スピーチも行った。
ガガは満員の聴衆に向かって、この国は女性たちにかかっていると語り、投票に行くよう呼びかけた。そしてガガは、この国では何十年もの間、女性が声を上げることはなく、子供を育て、夫の決断をサポートしてきたと語った。そして、すべての国民のための人物であるべき次期大統領については、女性たちが自分たちで決定すると述べ、カマラ・ハリスをプッシュした。
ガガはその前日の3日に、自身のインスタグラムに「ハリス・ワルツ(副大統領候補)2024!!」とキャプションをつけた動画を投稿し、「投票に行く時が来ました。ペンシルバニアで会いましょう」と呼びかけた。(上の写真)
集会ではその後、カマラ氏の夫であるダグ・エムホフ氏と米国の国民的人気司会者オプラ・ウィンフリーが登場し観客に語りかけた。そしてカマラ自身が基調講演を行った。またプエルトリコ出身のリッキー・マーティンやヒップホップグループ、ザ・ルーツがパフォーマンスを披露した。「ロッキー」階段は、映画「ロッキー」で、シルベスター・スタローン演じるボクサーのロッキーが、ランニングをした後フィラデルフィア美術館の階段を駆け上がり両手を突き上げるシーンで有名になった。
映画「キックアス」シリーズなどで知られる女優のクロエ・グレース・モレッツが2日、自身のインスタグラムでゲイであることをカミングアウトし、自分と同じようなゲイの女性を守るカマラ・ハリスに投票すると明らかにした。クロエは、「I Voted Early(早く投票しました)」のステッカーを足に貼った写真を投稿しすでに投票をすませカマラ・ハリスに投票したことを公表した。今回の選挙では多くのことが争点になっており、特に女性の身体に関する権利やLGBTQ+の法的保護について言及している。
クロエのカミングアウトは大きな驚きではないという。彼女は何年もの間、モデルのケイト・ハリソンとロマンチックな関係にあり、今年初めにはゲイの女性の行進に参加したこともあるが、正式に自分がゲイであることをカミングアウトしたのは今回が初めてだという。モレッツは以前、『The Miseducation of Cameron Post(原題)』でゲイの女性を演じた。
また、ライアン・レイノルズ 、ブレイク・ライブリーから ケイティ・ペリー、ミシェル・オバマなどがは投票に足を運んだことをSNSで明らかにした。
ペリーはオーランド・ブルームとハリス氏の応援に駆け付ける動画をインスタグラムに投稿した。
リース・ウィザースプーンは、自撮り写真をアップし、「I Voted」(投票した)のステッカーを誇らしげに披露した。さらにはジェニファー・アニストン オリビア・ロドリゴが親指を立ててそれに続いた。
一方、トランプ氏はハリス氏の移民政策や経済政策を批判し、「アメリカを再び偉大に」「カマラはクビだ!出ていけ!」の決めゼリフを連発しているが、黒人男性の民主党離れや、イスラエルのガザ攻撃で多くの民間人が犠牲になっているのを止められないことでパレスチナ人の民主党への非難の広がりなどがトランプ氏に有利に働いているという見方もある。一方、トランプ氏の選挙集会でコメディアンがプエルトリコを「ごみの島」と差別発言して、プエルトリコ出身者やヒスパニック系が反発していることや、ハリス氏が女性の支持で大きくリードしているともいわれる。
現地時間6日、開票が始まったが大接戦と伝えられ、ペンシルバニア州など7つの激戦州をどちらがとるのかが勝敗のカギを握っているといわれ、どちらが勝利するのか注目される。