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ハリウッド特急便
クインシー・ジョーンズさんの死因判明 膵臓がんだった
(2024年11月14日11:00)
「ウィ・アー・ザ・ワールド」などのプロデュースで知られる米音楽界の巨人クインシー・ジョーンズさんの死因が明らかになった。膵臓がんで亡くなったという。ジョーンズさんは11月3日(現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのベル・エアの自宅で死去した。91歳だった。
ロサンゼルス郡公衆衛生局が発表した死亡診断書によると、.正式な死因は膵臓がんだったという。米サイトTMZが報じた。膵臓がんは全米のがん死亡原因の第4位を占めているという。
クインシーさんのパブリシストである アーノルド・ロビンソンはTMZの取材に対し、が家族に囲まれて息を引き取ったことを明かした。クインシーさんの死後、家族は共同声明を発表し、クインシーさんの死は家族全員にとって「信じられないほどの損失。私たちは彼が生きた偉大な人生を祝福します」などと追悼した。
クインシーさんは、「質屋」(64)、「冷血」(67)、「カラーパープル」(85)などの映画音楽の作曲を手掛け、プロデューサーとして世界で最も売れたマイケル・ジャクソンの「スリラー」や、マイケルやライオネル・リッチー、ダイアナ・ロス、ティナ・ターナー、ビリー・ジョエル、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンらトップアーティストが参加したアフリカの飢餓救済チャリティソング「ウィ・アー・ザ・ワールド」などをプロデュースした。グラミー賞を28回受賞したのをはじめ名誉アカデミー賞、エミー賞など多数の賞を受賞した。
私生活では、女優ジェリ・コードウェル(1957年結婚~1966年離婚)との間に一女。スウェ―デン女優ウラ・ジョーンズ(67~74)との間に一男(作曲家のクインシー・ジョーンズ3世)、一女。女優ペギー・リプトン(74~90)との間に女優キダーダ・ジョンズ、同ラシダ・ジョーンズ、愛人のキャロル・レイノールズとの間に一女。ドイツ人女優なスターシャ・キンスキー(91~95)との間にモデルのケーニャ・キンスキー・ジョンズと4回結婚して7人の子供がいる。
クインシーさんの娘で女優のラシダ・ジョーンズ(48)は自身のインスタグラムに、赤ちゃんの時にクインシーさんに抱かれる写真を投稿して、「私の父は夜行性だった。彼は高校時代から『ジャズの時間』を続けて、振り返ることはなかった。小さい頃、夜中に起きて探すと、 間違いなく家のどこかにいて、作曲していた。仕事を続けている間に、彼は笑顔で私を抱いてくれた.. 私にとってこれ以上安全な場所は世界にはなかった。彼は巨人だった。 アイコン。文化の変革者。 天才」などと追悼した。
葬儀はロサンゼルスで、7人の子供たち、兄、2人の姉妹、そのほかの家族が参列して行われた。遺族は、公の場で追悼式が行われることを明らかにしたが日程はまだ発表されていない。遺族は、献花の代わりにクインシーの名前でジャズ・ファウンデーション・オブ・アメリカへの寄付を希望しているという。