ジェイ・Z、ショーン・コムズと13歳少女への性的暴行で訴えられる ジェイ疑惑否定声明

(2024年12月9日11:30)

ジェイ・Z、ショーン・コムズと13歳少女への性的暴行で訴えられる ジェイ疑惑否定声明
ジェイ・Z㊧とショーン・コムズ(Instagram/@jay_z_official/@diddy)

ラッパーのジェイ・Z(55)が、24年前にニューヨークで開催されたVMA(ビデオ・ミュージック・アワード)のアフターパーティーで、ディディことショーン・コムズ(55)と共に13歳の少女をレイプした疑いで提訴された。ジェイは疑惑を否定する声明を発表した。米メディアが報じた。

米NBCによると、この訴訟はもともと、当時13歳の女性が匿名で昨年10月にコムズに対して起こしたものだが、今回ジェイ・Z(本名=ショーン・カーター)も含めて8日(現地時間)、再提訴されたという。

ジェイは8日夜、米ポスト紙に声明を発表して、疑惑を否定し、提訴を「恐喝」としたうえで、「これらの疑惑は非常に凶悪なものであり、民事ではなく、刑事告訴をするよう懇願します!未成年者に対してこのような犯罪を犯す者は誰であれ、刑務所に収監されるべきだ」とコメントしたという。

原告の女性は、2000年9月にラジオ・シティ・ミュージック・ホールで開催されたVMAの授賞式の後、薬物で盛り上がったハウス・パーティーで、コムズとジェイに襲われたと主張している。
訴状によると、少女は1杯飲んだだけで「ふらふらした気分」になり、襲われたと主張している。「休める場所を探していた原告は、少し横になれるようにと、誰もいないと思われる寝室に入った」といい、「その直後、男女の有名人とともにコムズが部屋に入ってきた。コムズは狂ったような目つきで原告に近づき、彼女をつかんで、『パーティーの準備はできているな 』と言った」と主張。女性はその後、無名の女性スターが見守る中、コムズとジェイに押さえつけられ、レイプされたと主張している。

コムズは昨年9月、複数の女性に対する性的人身売買容疑などで起訴された後、相次いで性的暴行などで民事訴訟を起こされている。コムズの弁護士は、この民事訴訟を「恥知らずな売名行為 」としたうえで、「法廷では、真実が勝つでしょう。コムズ氏は、男性であろうと女性であろうと、成人であろうと未成年であろうと、誰に対しても性的暴行を加えたり、人身売買をしたりしたことはありません」と潔白を主張しているという。NYブルックリンの連邦拘置所に収容されているコムズは裁判で無罪を主張している。

今回新たに提訴されたジェイの性的暴行疑惑は、ジェイがビヨンセと結婚する約8年前のことだという。コムズの一連の性的暴行事件は、大物ラッパー、ジェイ・Zに飛び火してさらに波紋が広がっている。