ブレイク・ライヴリーの”セクハラ提訴“でジャスティン・バルドーニ事務所契約解除、賞の取り消しなど大ピンチ

(2024年12月31日11:30)

ブレイク・ライヴリーの”セクハラ提訴“でジャスティン・バルドーニ事務所契約解除、賞の取り消しなど大ピンチ
ジャスティン・バルドーニ㊨を提訴したブレイク・ライヴリー(Instagram/@blakelively/@justinbaldoni)

米女優ブレイク・ライヴリー(37)が、主演映画「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」の撮影中に、監督で共演者のジャスティン・バルドーニ(40)からセクハラを受けたとして提訴したことで、バルドーニは所属事務所との契約を解除され、バイタル・ヴォイス賞を取り消され、ポッドキャストの共同司会者が降板するなど窮地に追い込まれている。

米誌「US Weekly」(電子版)によると、バルドーニは、ライブリーから訴訟を起こされてから数日後、すでに大きな痛手を負っているという。

ライヴリーは12月20日(現地時間)、映画「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」(8月全米公開、11月日本公開)の撮影中にセクハラ被害を受け、さらには彼女の評判を「破壊 」するために彼女に対して 中傷キャンペーンを行ったと主張している。バルドーには台本にないセックスシーンを追加したり、自身の性体験などを露骨に話すなど、ライヴリーを「性的大賞」として見ていたなどとしている。

ライヴリーはニューヨーク・タイムズ紙への声明で、「私の法的措置が、不祥事について発言する人々を傷つけるこうした不穏な報復戦術の幕引きに役立ち、標的にされる可能性のある他の人々を守る助けになることを願っています 」と述べた。

バルドーニは、弁護士ブライアン・フリードマンを通じて、ライヴリーの告発を「完全に虚偽で、法外で、意図的に卑猥なもの」だとし、疑惑を否定した。その声明で、ライヴリーが訴訟を起こしたのは「彼女の否定的な評判を修復するため」などと主張している。 そうしたなか、バルドーニはすぐに所属タレント事務所から解雇され、さらに賞も取り消されたという。ライヴリーの訴訟のニュースが流れた20日、タレントエージェンシーWMEはバルドーニをクライアントから外したという。WMEはライヴリーの代理人も務めており、彼女は現在もクライアントのままだという。

さらに、バイタル・ヴォイス賞が取り消された。この賞は、「世界中の女性と女児のために勇気と思いやりをもって行動した優れた男性に贈られる賞」(同団体のウェブサイトより)だが、12月23日、バイタル・ヴォイスは賞を取り消すと発表。「私たちはブレイク・ライヴリーがバルドーニ氏と彼の広報担当者らに対して起こした訴訟について報道で知りました。訴訟におけるバルドーニ氏と彼の広報担当者たちのやりとり、そしてそれらが示すPR活動は、それだけでバイタル・ヴォイスの価値観と賞の精神に反するものです」としている。

そして、バルドーニは、作家のリズ・プランクとともにポッドキャスト「マン・イナフ」のホストを務めていたが、12月23日、プランクは4年間続いた番組からの降板を発表した。また、ポッドキャスト「How to Fail」のホストのエリザベス・デイは、映画「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」についてバルドーニにインタビューしたエピソードを削除した。デイは12月24日、自身のインスタグラムに「すべての人は安全な職場で働く権利があります。すべての女性には、その職場で尊厳を保つ権利があります。あらゆる形態の虐待は告発されるべきであり、そうする勇気を持つ個人に敬意を表します」とのコメントを発表した。ライヴリーのセクハラ提訴はハリウッドで波紋を広げており、裁判の行方が注目されている。