-
ハリウッド特急便
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、8年間の争いの末に離婚に決着
(2025年1月1日11:30)
ブラッド・ピット(61)とアンジェリーナ・ジョリー(49)が正式に離婚が成立した。2016年にジョリーが離婚を申請してから8年。6人の子供の親権などをめぐって裁判で争っていたが8年ぶりに離婚に決着をつけた。複数の米メディアが報じた。
米Page Sixによると、ジョリーの弁護士は「8年以上前、アンジェリーナはピット氏との離婚を申請。彼女と子供たちは、ピット氏と共有していた財産をすべて手放し、それ以来、彼女は家族のために平和と癒しを見つけることに集中してきました」との声明を出した。
「これは8年前に始まった、現在進行中の長いプロセスの一部に過ぎません。正直なところ、アンジェリーナは疲れ切っていますが、この一部分が終わってホッとしています」。
2人が初めて出会ったのは、2005年の映画「Mr.Mrs.スミス」での共演だった。当時、ピットはジェニファー・アニストンと結婚していたが、撮影中にジョリーと不倫関係になり同年離婚。当時ジョリーは2002年にカンボジアから養子に迎えた息子マドックスのシングルマザーだった。
その後、ザハラ、パックスを養子に迎え、ピットとの実子となる娘のシャイロと双子の息子ノックスと娘ヴィヴィアンをもうけた。また、葡萄畑や古城がある南仏の広大な敷地のシャトー・ミラヴァルを購入し、ミラヴァル・ワインを立ち上げた。そして2012年4月に婚約を発表し、14年8月、シャトー・ミラヴァルにある古城の教会で挙式した。
だがわずか2年の結婚生活で、ジョリーは2016年9月に離婚を申請。一家でロンドンから帰国するプライベート・ジェット機の中で、夫妻が口論になり、ジョリーの味方をした長男マドックスにピットが暴力をふるったといわれる騒動が原因と報じられた。ジョリーは6人の子供を連れてロサンゼルスの家を出て別居。裁判で子供の親権などをめぐって裁判が長期化する中、2019年4月に判事は2人が法的に独身とする判決を下した。2人はその後数年間、子供の親権と財産分与の交渉に費やした。
2021年5月、判事はピットに共同親権を与えたが、判事がピットの別の裁判に関与していたことから益相反があったことが判明し、2か月後にその決定は覆された。
一方、ピットとジョリーは、共同で所有していたフランスのシャトー・ミラヴァルとワイン事業をめぐって、ジョリーが無断で自分御持ち株を売却したとしてピットが提訴して裁判が続いている。
2005年以来ハリウッドのパワーカップルとして注目を集め、ジョリーの離婚申請以後は泥沼の裁判劇が芸能メディアを騒がせ続けてきた2人だが、ひとまず離婚裁判にピリオドを打った。最近はザハラ、シャイロ、ヴィヴィアンが名前からピット姓を外すなど6人の子供たちの”ピット離れ“が報じられている。
ピットは恋人のイネス・デ・ラモンを昨年8月のベネチア国際映画祭に同伴するなど公式の場でツーショットを披露してロマンスが深まっている。一方ジョリーは昨年10月、ラッパーのアカラとロンドンのホテルで2夜過ごしたことを報じられるなど、別れても話題を振りまき続ける2人の今後の動向が注目される。