ジーン・ハックマンさん死去　95歳　自宅で妻と遺体で発見　「フレンチ・コネクション」でアカデミー賞主演男優賞

（2025年2月28日10:40）

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ジーン・ハックマンさん(Insutagram/@genehacmanofficial)

映画「フレンチ・コネクション」などで知られる米俳優ジーン・ハックマンさんが26日午後（現地時間）、ニューメキシコ州サンタフェの自宅で死亡しているのが見つかった。95歳だった。妻のベッツィ・アラカワさんも死亡していた。近くで愛犬も死んでいたという。米メディアが報じた。詳しい死因は不明。

米サイトTMZによると、ベッツィがさんはバスルームで発見され、死後しばらく経っていたようだったという。ヒーターが遺体のすぐそばにあり、薬が散乱していたという。ジーンさんは別の部屋で発見されたという。
死亡した愛犬ジャーマンシェパードはベッツィさんから3〜5m離れた場所で発見されたが、他の2匹の犬は生きていて健康な状態で発見された。消防署が現場を確認したところ、一酸化炭素漏れや中毒の兆候は見られなかったという。
ニューメキシコ州医療調査官事務所による検死が行われた後、最終報告書が発行されるまでに毒物検査やその他の検査で4～6週間かかるという。

■「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事役でアカデミー賞主演男優賞

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「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事(Insutagram/@genehacmanofficial)

1930年1月30日生まれ。カリフフォルニア州サンバーナディノ出身。16歳の時に年齢を偽って海兵隊に入り、中国に駐屯中に文放送のDJを務めたのがきっかけで芸能界を目指す。除隊後、トラック運転手、ドアま㎜など品がr舞台やテレビシリーズの端役に出演、「Lilith]（64）で映画デビュー。この時主演したウォーレン・ベイティに呼ばれて「俺たちに明日はない」（67）でベイティ演じるクライドの兄を演じた。同作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされて注目される。
ウイリアム・フリードキン監督のヒット作「フレンチ・コネクション」（71）で、ヘロイン密輸事件を捜査しフランスまで組織の大物を追いかける型破りなポパイ刑事を熱演してアカデミー賞主演男優賞を受賞。続編「フレンチ・コネクション２」（70）もヒットした。さらにはパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」（72）、「スケアクロウ」（73）「カンバセーション・盗聴」（74）、「スーパーマン」（78）など、シリアスな作品からアクション・コメディまでこなす大物俳優として活躍した。クリント・イーストウッド監督の「許されざる者」（92）でアカデミー賞助演男優賞を受賞。2002年にはゴールデン・グローブ賞の功労賞に当たるセシル・B・デミル賞を受賞した。
私生活では56年に銀行員のフェイ・マルティズさんと結婚して3人の子供をもうけテ86年委離婚。91年、日系人女性でピアニストのベッツィ・アラカワさんと再婚した。