トム・クルーズ、シネコンでヴァル・キルマーさんを追悼「僕たちみんなにたくさんのことを与えてくれた」

(2025年4月8日10:30)

トム・クルーズ、シネコンでヴァル・キルマーさんを追悼「僕たちみんなにたくさんのことを与えてくれた」
トム・クルーズ㊨とヴァル・キルマーさん(Instagram/@valkilmeroffickal)

トム・クルーズがラスベガスで開催されたシネコンで、1日(現地時間)に65歳で亡くなった「トップガン」の共演者、ヴァル・キルマーさんに敬意を表し追悼した。

米サイト「NERD STASH」によると、ラスベガスのシーザース・パレスでこ開催されたシネコンで、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日、日米同時公開)のプロモーションを行なったクルーズは、キルマーさんを偲ぶ時間を設けた。観客に呼びかけて黙祷した上で、「彼は映画が大好きで、僕たちみんなにたくさんのものを与えてくれた。彼は映画を愛し、私たちに多くのものを与えてくれました」と追悼したという。

クルーズとキルマーさんは、1986年の映画「トップガン」で、ライバル同士の戦闘機パイロット、マーヴェリックとアイスマンを演じた。同作はアメリカ海軍の戦闘機パイロットの訓練学校で敵対していた二人が友人になるまでの道のりを描いている。全世界で3億5000万ドル(約517億円)の大ヒットとなり、その年の最高興行収入を記録し、クルーズとキルマーさんはスターとしての地位を確立した。
キルマーさんは2022年の続編「トップガン マーヴェリック」にもアイスマン役として出演した。2015年に咽頭がんと診断され闘病していたキルマーさんはこれが最後の出演昨となった。
続編でクルーズ演じるマーヴェリックは、ルースター(マイルズ・テラー)を危険な任務に送り込むことについてアイスマンに打ち明ける。映画ではアイスマンも末期の病気に直面しているという設定で、咽頭がんの手術で発声に難があったキスマーさんの声はAIを使って再現された。

ニコラス・ケイジはは、キルマーさんを追悼し、「『ドアーズ』でオスカーを取るべきだった」と付け加えた。キルマーさんは、「ドアーズ」(91)で1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍した米ロックバンド「ドアーズ」のヴォーカリストのジム・モリソンを演じた。
「ヒート」(95)でキルマーさんと共演したジョシュ・ブローリンはインスタグラムで心のこもったメッセージを発信してキルマーさんに敬意を表した。キルマーさんを 「賢く、挑戦的で、勇敢で、超クリエイティブな爆竹」と評し、「またな、相棒。会えなくて寂しいよ」とつづった。