のん、新人監督賞「新藤兼人賞」の候補に 主演・監督作品「Ribbon」

(2022年11 月15日18:00)

のん、新人監督賞「新藤兼人賞」の候補に 主演・監督作品「Ribbon
のん(Instagram/@non_kamo_ne)

女優のん(29)が15日、日本映画製作者協会が優れた新人監督を選ぶ第27回新藤兼人賞の最終選考に進む監督10人に選ばれたことが分かった。同協会が発表した。のんが主演・監督した「Ribbon」が対象になった。

日本映画の独立プロによって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーがその年度で最も優れた新人監督を選び、金賞・銀賞を贈る本年度の同賞に、選考対象201作品の中から10名(10作品)が最終選考監督に選ばれた。受賞者は11月21日に発表される。授賞式は12月 2日、都内で開催される予定。

■2022年度最終選考/作品(劇場公開順)

片山慎三  『さがす』
のん    『Ribbon』
川和田恵真 『マイスモールランド』
満若勇咲  『私のはなし 部落のはなし』
加藤拓也  『わたし達はおとな』
早川千絵  『PLAN75』
森井勇佑   『こちらあみ子』
村山和也  『とら男』
淺雄望   『ミューズは溺れない』
竹林亮   『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

受賞者には、正賞として故・新藤兼人監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として、 金賞には賞金50万円ならびにUDCast賞、銀賞には賞金25万円が贈呈される。

■過去の受賞者

過去には是枝裕和監督(「幻の光」1996年)、荒井晴彦監督(「身も心も」1998年)、李相日監督(「BORDER LINE」2003 年)、宮藤官九郎(「真夜中の弥次さん喜多さん」2005年)、白石和彌監督(「凶悪」2013年)などが金賞を受賞している。

■新藤兼人賞とは

「日本映画の独立プロによって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーがその年度で最も優れた新人監督を選びます。完成度や将来性のみならず、「この監督と組んで仕事をしてみたい」 「今後この監督に映画を作らせてみたい」というプロデューサーの観点を含む日本で唯一の新人監督賞です。
本年27年目を迎える本賞は「新人監督たちを発掘、評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に「最優秀新人監督賞」として始まり、2000年より“日本のインディペンデント映画の先駆者”である新藤兼人監督の名前をいただき現在の名称となりました。受賞者には新藤監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として金賞には賞金50万円並びにUDCast賞※、銀賞には25万円を贈呈いたします。(2021年度は160作品が選考対象となりました) ※ UDCast賞:Palabra株式会社提供。作品のバリアフリー版制作費、UDCast導入費(制作・導入実務を含む)。」(公式サイトから)