孤高の映像詩人・越川道夫監督の最新作「さいはて」5月公開 ポスタービジュアルと場面写真公開

(2023年1月5日12:15)

孤高の映像詩人・越川道夫監督の最新作「さいはて」5月公開 ポスタービジュアルと場面写真公開
「さいはて」のポスタービジュアル(©2023 キングレコード)

「アレノ」、「海辺の生と死」などで男女の生と性を描き続けてきた越川道夫監督の最新作「さいはて」が5月6日に公開されることが決まり、ポスタービジュアルと場面写真が解禁になった。

「アレノ」(2015年)、「海辺の生と死」(2017年)、「愛の小さな歴史」(2019年)、「あざみさんのこと」(2020年)、「アララト」(2021年)など高い文学性と街に生きる人々の生と性を独自の視線で描く手法から、孤高の映像詩人と謳われる越川道夫監督の最新作「さいはて」。それぞれに喪失と空虚感を抱く男女二人の街から森へ、やがて海へと展開する旅路と目映い恋模様を映しだす、新たな傑作が誕生した。

夜の街で出会った虚ろな女性と秘密を抱える塾講師の幻想的かつノスタルジックな逃避行を描く本作。ある日、居酒屋で知り合う若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。夜の街で手をつなぎ、「靴が鳴る」を歌いながら歩く二人はやがて互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら「道行みたいだね」と語るトウドウ。その言葉の意味を理解したモモは黙って彼に泣きつく。それぞれに辛い過去を持つ二人は海を目指して、この世界から逃げる事にする―。

ヒロイン・モモには、本作が長編映画初主演となる新進女優 北澤響。瑞々しい演技で哀しみを抱えた少女を演じる。トウドウ役には、「偶然と想像」「愛なのに」「よだかの片想い」「いとみち」などで演技力が高く評価される人気俳優・中島歩。人生に絶望した男性を哀愁漂う演技で魅せる。

孤高の映像詩人・越川道夫監督の最新作「さいはて」5月公開 ポスタービジュアルと場面写真公開
「さいはて」(©2023 キングレコード)

ポスタービジュアルは、海鳥が飛ぶ広大な空と海を背景に、しっかりと手をつなぎ、遠くを見つめる主人公たちの姿を正面から捉え、爽やかさと力強さを兼ね備えたビジュアルに仕上がった。また新規場面写真8点も公開になった。モモ(北澤響)がトウドウ(中島歩)の上着の裾を掴む様子や森の中の隠れ家のような場所で向き合って座るふたりの姿などが映しだされている。

孤高の映像詩人・越川道夫監督の最新作「さいはて」5月公開 ポスタービジュアルと場面写真公開
「さいはて」(©2023 キングレコード)



■ストーリー

ある日、居酒屋で知り合う若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。夜の街で手をつなぎ、「靴が鳴る」を歌いながら歩く二人。やがて二人は互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら「道行みたいだね」と語るトウドウ。その言葉の意味を理解したモモは黙って彼に泣きつく。それぞれに辛い過去を持つ二人は海を目指して、この世界から逃げる事にする。

出演:北澤響、中島歩、金子清文、美香、内田周作、君音、杉山ひこひこ
監督・脚本:越川道夫/製作:村上潔/プロデューサー:山口幸彦/製作:キングレコード 制作:スローラーナー/配給:キングレコード/宣伝:ブラウニー
(2023年5月6日(土) K’s cinemaにて公開 ほか全国順次ロードショー)ロードショー