映画「帰れない山」 三上博史ナレーションの予告映像と場面カット解禁

(2023年3月31日18:40)

映画「帰れない山」 三上博史ナレーションの予告映像と場面カット解禁
「帰れない山」(© 2022 WILDSIDE S.R.L. – RUFUS BV – MENUETTO BV – PYRAMIDE PRODUCTIONS SAS – VISION DISTRIBUTION S.P.A.)

三上博史(60)がナレーションを務めた映画「帰れない山」(5月5日公開)の予告映像と場面カットが解禁になった。同作は国際的ベストセラー小説を映画化し、第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題作。

山麓の小さな村で、都会育ちの少年ピエトロと、同い年の牛飼いの少年ブルーノとが出会い濃密な時間を過ごす。やがて大人になった二人は再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進んでゆく。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、2人の友情と成長を描く“大人の青春映画”で、圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す一大抒情詩になっている。

映画「帰れない山」 三上博史ナレーションの予告映像と場面カット解禁
「帰れない山」(© 2022 WILDSIDE S.R.L. – RUFUS BV – MENUETTO BV – PYRAMIDE PRODUCTIONS SAS – VISION DISTRIBUTION S.P.A.)

本作は、世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」の待望の映画化。

ティモシー・シャラメ主演「ビューティフル・ボーイ」で知られるベルギーの俊英、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、「オーバー・ザ・ブルースカイ」の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え、人生に立ち止まり、未来を見つめる大人たちの物語を丹念に紡ぎ出した。

映画「帰れない山」 三上博史ナレーションの予告映像と場面カット解禁
「帰れない山」(© 2022 WILDSIDE S.R.L. – RUFUS BV – MENUETTO BV – PYRAMIDE PRODUCTIONS SAS – VISION DISTRIBUTION S.P.A.)

主人公のピエトロ役には、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」(1917年)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、「マーティン・エデン」では、第76回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。また親友のブルーノ役には、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギなどのキャスト。

このほど解禁になった予告映像は、雄大な北イタリアのモンテ・ローザ山麗を舞台に、別々の道を歩む2人の青年が育む友情と、その尊さが、長寿番組「小さな村の物 語 イタリア」(BS 日テレ)のナレーションでも人気の俳優三上博史のナレーションによってより一層際立っている。人生に悩みながら世界を旅するピエトロと、モンテ・ローザ山麓を生きる場所と決めいつでもピエトロを優しく迎え入れるブルーノ。そんな二人を結びつける山を、パルム・ドール受賞作「TITANE/チタン」の撮影監督ルーベン・インペンスが息を飲むほどに美しい映像美でスクリーンに焼き付けている。

あわせて解禁された場面写真も、壮大で目を奪うほど美しい大自然の中で、ピエトロとブルーノが一緒に過ごしたかけがえのない時間を感じさせる情緒溢れるものばかり。火を囲み語らうシーンや山小屋を建てる場面、幼き頃の2人を捉えたカットなど選りすぐりの写真になっている。 【STORY】都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。

監督・脚本:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメールシュ 撮影:ルーベン・インペンス
原作:「帰れない山」(著:パオロ・コニェッティ 訳:関口英子 新潮クレスト・ブックス)
出演:ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギ、フィリッポ・ティーミ、エレナ・リエッティ
2022年/イタリア・ベルギー・フランス/イタリア語/147分/原題:Le Otto Montagne/日本語字幕:関口英子/後援:イタリア文化会館/配給・宣伝:セテラ・インターナショナル
(5月5日(金・祝)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開)