ソフィア・コッポラ監督最新作「Priscilla」来年4月公開決定 主演女優がベネチア国際映画祭の最優秀女優賞

(2023年12月14日10:00)

ソフィア・コッポラ監督最新作「Priscilla」来年4月公開決定
「Priscilla」のケイリー・スピーニー㊨とジェイコブ・エロルディ

今年のベネチア国際映画祭で主演のケイリー・スピーニーが最優秀女優賞を受賞したソフィア・コッポラ監督の最新作「Priscilla」(原題)が、2024年4 月にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開が決定した。

同作はエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが 1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」(原題:Elvis and Me、当時:新潮社文庫より出版、現在は絶版)を基に、プリシラとエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れをソフィア・コッポラ監督の視点で繊細に美しく描き出した話題作。

ソフィア監督は、2003 年『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞とゴールデングローブ賞脚本賞を受賞。2010 年『SOMEWHERE』でベネチア国際映画祭金獅子賞。2017年『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。先日発表されたアカデミー映画博物館ガラ 2023 では、映画芸術を進歩させた革新的な人物に贈られる「ビジョナリー賞」を受賞した。映画監督としてガーリー・カルチャーを伝える作品群を発表し続けるだけでなく、ファッション・アイコンとしても世界に注目される彼女の最新監督作として注目されている。



プリシラ役を務めるのは、映画『パシフィック・リム: アップライジング』(18)のヒロイン、アマーラ・ナマーニ役に抜擢され、本作の演技で「驚くほどにすばらしい演技」(RollingStone)などと絶賛されたケイリー・スピーニー。同作で第 80 回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。第81回ゴールデン・グローブ賞(来年1月7日授賞式)の最優秀女優賞(ドラマ部門)にノミネートされている。
エルヴィス・プレスリー役を演じるのは、『キスから始まるものがたり』(18、20、21/Netfilx)、「ユーフォリア/EUPHORIA」(19~/HBO)で人気を集め、「エルヴィスを演じきっている」(The Wrap)と高い評価を受けているジェイコブ・エロルディ。

プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女の生き方に感銘を受けたソフィア・コッポラ監督が、スーパー・スターのエルヴィス・プレスリーと恋に落ち、彼の人生へと足を踏み入れたプリシラを描き出した本作は、「ソフィア・コッポラ 最高傑作」(Rolling Stone)、「First Love の素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)と高い評価を受けている。北米では A24 が配給、そのファッション性と物語で多くの若い女性観客を劇場に足を運ばせ、魅了している注目作が来年4月、日本公開となる。

【クレジット】
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演: ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
配給:ギャガ
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2024年4月 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開