映画「オスカー・ピーターソン」上映館全国50館超え公開のヒット

鍵盤の皇帝と呼ばれたジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンのドキュメンタリー映画「オスカー・ピーターソン」（2日公開）がヒットして、単館系を中心に全国で50 館を超える勢いで上映館数を伸ばしているという。

同作は、来年生誕100周年を迎えるジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンのドキュメンタリー映画で2日、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺他全国で封切りとなった。

ビル・エヴァンスやマイルス・デイヴィスなど、過去にドキュメンタリーが制作され話題となったジャズミュージシャンたちと双璧をなす歴史的ピアニストということもあり、ジャズファンのみならず多くの音楽ファン、映画ファンの注目を集めている。初日の動員がスマッシュヒットに繋がる好スタートを切り、単館系を中心に全国で50館を超える勢いで上映館数を伸ばしている。

オスカー・ピーターソン（1925年8月15日 - 2007年12月23 日、82 歳没)は、カナダ、ケベック州モントリオール出身のジャズピアニストで作曲家。モントリオール黒人コミュニティーで幼少の頃よりクラシック音楽を学び育つ。アメリカ人ではない出自にもかかわらず、ジャズの歴史に刻まれる代表的なミュージシャンに挙げられる。故郷カナダでは英雄であり、新1ドルコインの肖像にもなる。1962年に作曲した「自由への賛歌」は公民権運動の賛歌として知られる。2025 年には生誕 100 年を迎える。