第47回日本アカデミー賞 「ゴジラ-0.1」最優秀作品賞など最多8冠 主演男優賞の役所広司「ゴジラのキバを抜いた」 安藤サクラが最優秀主演女優賞と同助演女優賞W受賞

(2024年3月8日24:00)

第47回日本アカデミー賞 「ゴジラ-0.1」最優秀作品賞など最多8冠 主演男優賞の役所広司「ゴジラのキバを抜いた」 安藤サクラが最優秀主演女優賞と同助演女優賞W受賞
「ゴジラ-0.1」が最優秀作品賞を受賞してスピーチする山崎貴監督(右端)と神木隆之介(右から3人目)、浜辺美波(左から2人目)ら(8日放送の日本テレビ系「日本アカデミー賞47 No1映画&俳優を発表」から)

第47回日本アカデミー賞の授賞式が8日、都内で行われ、「ゴジラ-0.1」が最優秀作品賞など最多8冠を獲得した。安藤サクラが最優秀主演女優賞と同助演女優賞W受賞。最優秀主演男優賞は「PARFECT DAYS」の役所広司が選ばれた。

ヴィム・ヴェンダース監督の「PARFECT DAYS」で最優秀主演男優賞を受賞した役所は、「世界中のお客さんがこの『PARFECT DAYS』を観に来てくださって楽しんでいただいていることに感謝したいと思います。ほんとうにいいもんですねえ、うれしい」と受賞を喜び、「 ゴジラのキバを抜いた感じがします」と言って笑わせた。それまでに最優秀脚本賞や最優秀編集賞など”ゴジラ旋風”が吹き荒れていたことから一矢報いての、”キバ発言”になった。ヴェンダース監督は同作で最優秀監督賞を受賞し、役所が代理で登壇して挨拶した。

安藤サクラは、是枝裕和監督の「怪物」で最優秀主演女優賞、山崎貴監督の「ゴジラ-0.1」で最優秀助演女優賞とW受賞の快挙となった。
最優秀主演女優賞のスピーチでは「是枝監督は年齢も部きて、特別な場所」と監督を称賛し、「ヨッシャー」とトロフィーを掲げて喜びを表し、役所に続いて「ゴジラのキバをまた1本抜いた」と言って笑わせた。

そして最後に最優秀作品賞の発表になり、「ゴジラ-0.1」が獲得。安藤サクラ、神木隆之介、浜辺美波らと登壇した山崎監督は「牙が少し戻ってきてよかったです」と安どした様子で淡々と語り「皆さんとゴジラが取った賞だと思いますめちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございました」と締めくくった。授賞式の模様は8日午後9時から日本テレビ系「日本アカデミー賞47 No1映画&俳優を発表」で放送された。

■第47回日本アカデミー賞の主な受賞

最優秀作品賞  「ゴジラ-0.1」
最優秀アニーメーション作品賞 「君たちはどう生きるか」
最優秀監督賞   ヴィム・ヴェンダース(「PERFECT DAYS」)
最優秀主演男優賞 役所広司(「PERFECT DAYS」)
最優秀主演女優賞 安藤サクラ(「怪物」
最優秀助演男優賞 磯村有斗(「月」)
最優秀助演女優賞 安藤サクラ(「ゴジラ-0.1」)
最優秀外国作品賞 「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」
新人俳優賞    アイナ・ジ・エンド(「キリエのうた」)、桜田ひより(「交換ウソ日記」)、原菜乃華(「ミステリと言う勿れ」)、福原遥(「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」)、 市川染五郎(「レジェンド&バタフライ」)、黒川想矢(「怪物」、高橋文哉(「交換ウソ日記」)、 柊木陽太(「怪物」)