櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶

(2024年8月12日13:00)

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
登壇した㊧から綱、久間田、藤吉、髙石、中井、小林監督(10日、東京・新宿区のテアトル新宿)

映画「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」(8月9日公開)の公開記念舞台挨拶が10日、都内で行われ、主演の藤吉夏鈴、共演の髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永、小林啓一監督が登壇して同作の撮影エピソードなどを語った。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
藤吉夏鈴

主人公の私立櫻葉学園高校新聞部・新米記者“トロッ子”こと所結衣役に櫻坂 46 のメンバーとして活躍しながら「あざとくて何が悪いの?」 の「あざと連ドラ」(22/テレビ朝日)第5弾、第6弾、「アオハライド」(24/WOWOW)、NHK 夜ドラ「作りたい女と食べたい女」シーズン2 (24/NHK)などに出演し女優としても注目を集めている藤吉夏鈴が映画初出演にして初主演。共演には、『ベイビーわるきゅーれ』 シリーズ(21・23/阪元裕吾監督)の髙石あかり、主演作が立て続けに公開され、勢いに乗っている俳優・久間田琳加、映画・ドラマで活躍して いる中井友望、綱啓永など新世代を担う新星が集結した。さらに、髙嶋政宏らベテラン陣も脇を固め本作を盛り上げる。

藤吉は映画初出演にして初主演。チケット即完の満員の客席を前に「こうして1年前に撮った作品が世の中に出ることが初めてなので不思議な気持ちですが、皆さんに見てもらえて幸せな気持ちです」と素直な心境を吐露。印象的なシーンを聞かれると「かさね(髙石)とお別れするシーンですね。あの時は自分でもどんな感情なのかわからないけれど涙が出そうになる瞬間がありました」と明かした。
これに新聞部の部長・杉原かさね役の髙石も「鳥肌が立つような瞬間でしたね」と頷いていた。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
髙石あかり

文芸部の部長・西園寺茉莉役の久間田は「私がこれまで演じたことのないようなキャラクターだったので、監督と沢山のセッションを重ねて作っていきました」と舞台裏に言及。新聞部副部長・恩田春菜役の中井は「周囲のキャラクターとは違って一番普通な女の子。かさねや結衣が加速していく中で、春菜がいることで減速させられるような存在でいられたらと思って演じました」と役作りを回想。これに藤吉は「皆さんが男前でドシッと構えている姿がカッコいいと思いました」と共演陣をリスペクトしていた。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
久間田琳加

元文芸部部員で文芸部の裏に関わる松山秋役の綱は「おちゃらけた男を演じる機会が多かったので、今回のように何かを抱えているような役柄を演じたかったので楽しかった」と手応えを明かし「この映画にしかない魅力があって、この映画でしか味わえない青春エンターテインメントがあると感じました」と完成作を評した。
先日行われた完成披露試写会の際には、その日不在だった監督からの手紙が読み上げられた。それら手紙に対して綱は「そのお手紙の中で『綱君で良かった』と言われたのが嬉しかった」と感謝すると、小林監督は「また飲みに行きたいね!」とニッコリ。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
中井友望

中井も「撮影中も監督は言葉でしっかりと伝えてくれるので、不安や心残りはありませんでした。監督もそう思ってもらえていることがわかって嬉しかったです」。久間田は「監督と一緒に作っている感があって、とても楽しい撮影でした」。髙石は「撮影中は監督から自由にやっていいと言ってもらえたお陰で、かさねとして生きることが出来ました。そんな現場作りをしてくれた監督に感謝です」と振り返った。

藤吉は「撮影中は初めての経験も多くて暗い部屋の中にいる感覚だったけれど、こうして撮影が終わって時間が経って振り返ると、感じたことない感覚や幸せな貴重な時間だったと思います。いただいたお手紙の中で小林監督から“戦友”と言ってもらえたことが嬉しかった」と述べると、小林監督も「一緒に心中するつもりで撮影していました」と並々ならぬ覚悟があったことを口にしていた。
<.br> 映画の内容にちなんで、身近なスクープをニュースの見出し風に紹介。「164」という久間田は「身長が公式プロフィールに辿り着きました!身長が伸びたんです!その報告です」とまさかの自己申告。「体、改造」という綱は「ほくろを二つ取って体が綺麗にツルンとなりました」と照れ笑い。小林監督は「酔った勢いで...ギターを買いました」と報告し、「杜撰な自己管理、見出した打開策とは?」という中井は「家の鍵を失くす癖をどうにかしたくて、鍵に付けるキーホルダーを5個買った」と紛失防止に奮闘中。髙石は「ここは仕事場?仕事中にポップコーン爆食い」とし「舞台挨拶などで映画館を訪れると楽屋に用意されているポップコーンを食べてしまう」と恐縮しきり。「〇〇デビュー」という藤吉は「レコードプレーヤーを買いました。でも操作が下手なのか、音がジジジとなって使いこなせていません」と明かした。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
綱啓永

また、タイトルの“新米”にかけて、挑戦したいことについては「スポーツ観戦」(綱)、「スポーツ」(久間田)、「バンジージャンプ」(中井)、「ギター」(小林監督)。お米好きという髙石は「“新米”チャレンジ!色々なお米に手を出しています」と発表。「家具作り」という藤吉は「近所のアンティークショップに行ってそのまま机を担いで持ち帰るくらい家具にハマっています。なので作る側もやってみたい」とDIYに興味を示すも、「机を自宅まで15分くらい担いで持って帰った」という。髙石からは「藤吉夏鈴さんが机を担いで持って帰った?そんな場面を見た人がいるってことですよね?」と驚かれて、藤吉は「結構目立っていました...」と恥ずかしがっていた。

櫻阪46・藤吉夏鈴主演「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」公開記念舞台挨拶
小林啓一監督

最後に小林監督は「みんなで相談しながら一生懸命作った作品です。忌憚のない賞賛の意見を広げていただけたら嬉しいです」とユーモア交じりに期待。主演の藤吉は「こうして多くの方と関わって作った作品を見ていただけて幸せに思います。気に入っていただけたらもう一度くらい観ていただけたら嬉しいです」と締めると、会場は温かい拍手でつつまれた。

櫻坂 46・藤吉夏鈴 映画初出演で初主演 「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」
「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」㊧から中井友望、高石あかり、藤吉夏鈴

【あらすじ】
文学オタクな高校一年生、所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家《緑町このは》が在籍しているという名門・櫻葉学園高校に入学し、文芸部の入部テストを受けるが、入部テスト中に新聞部の偵察ドローンが頭にぶつかり、入部の機会を逃してしまう。
しかも肝心の《このは》が正体不明の存在だと知った結衣は、文芸部部長の西園寺茉莉(久間田琳加)から入部の条件として《このは》の正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っているという新聞部に潜入することに。
新聞部の部長・杉原かさね(髙石あかり)と副部長の恩田春菜(中井友望)らに振り回されながらも、新米記者“トロッ子”として活動するうちに新聞と記者の魅力に惹かれていく結衣。 しかし 《緑町このは》という存在に隠された学園の大きな闇が次第に見えてきて―――。文学(フィクション)か、新聞(スクープ)か。真実が明らかになる時、結衣が選ぶ道とは...。


【トロッ子とは】
新聞業界用語で「新人記者」のこと。「まだ記者(汽車)として一人前でない=トロッコ」といった冷やかしの意味合いがある。現在ではほとんど使われない用語。

【クレジット】
出演: 藤吉夏鈴(櫻坂 46) 髙石あかり 久間田琳加 中井友望 綱啓永
外原寧々 ゆうたろう 八木響生 筧美和子 石倉三郎 / 髙嶋政宏
監督:小林啓一 脚本:大野大輔 原案:宮川彰太郎
音楽・主題歌:クレナズム「リベリオン」(MMM RECORDS / RED)
製作:金子保之 直井卓俊 川村岬 久保和明 柳裕淳 加瀬林亮 エグゼクティブプロデューサー:佐藤現
プロデューサー:久保和明 浅木大 松嶋翔 企画:直井卓俊 撮影・照明:野村昌平 録音:日高成幸
美術:竹渕絢子 編集:田村宗 VFX スーパーバイザー:桑本祥一 スタイリスト:阿部公美 ヘアメイク:夏海
スケジュール:伊藤一平 助監督:山口雄也 制作担当:三谷奏 キャスティング:伊藤尚哉
サウンドデザイン:山本タカアキ スチール:柴崎まどか 宣伝プロデューサー:山澤立樹
宣伝デザイン:寺澤圭太郎 特別協力:東日印刷株式会社 制作協力:NeedyGreedy
制作プロダクション:レオーネ 製作幹事:東映ビデオ 配給・宣伝:東映ビデオ/SPOTTED PRODUCTIONS
©2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会
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