北米週末興行「デッドプール&ウルヴァリン」首位に返り咲く「エイリアン:ロムルス」2位

(2024年8月18日10:00)

北米週末興行「デッドプール&ウルヴァリン」首位に返り咲く「エイリアン:ロムルス」2位
「デッドプール&ウルヴァリン」(日本版公式サイトから)

北米週末興行は23日(現地時間)、前週2位の「デッドプール&ウルヴァリン」が4800万ドルの興行収入を記録して1週間ぶりに首位に返り咲いた。前週1位のSFスリラー「エイリアン:ロムルス」は2位だった。

1位「デッドプール&ウルヴァリン」
米興行サイトBox Office Mojoによると、「デッドプール&ウルヴァリン」は23日の興収が480万ドル(約6億9283万円)を記録して再び1位になった。
同作は、ライアン・レイノルズ主演の「デッドプール」シリーズ3作目で、デッドプールはヒーロー活動を引退して静かな生活を送っていたが、TVA(マーベル・コミックに登場する架空の組織)に連行されて新たな任務を与えられ、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンととともに闘うという内容。
同作は16日までに全世界で約1574億円の興収を記録し、R指定作品として歴代1位になる大ヒットとなった。これまでの1位は「ジョーカー」(2019年)の約1564億円だった。

2位「エイリアン:ロムルス」
2位は前週初登場で1だった「エイリアン:ロムルス」(原題 Alien: Romulus)の450万ドル(約6億4953万円)だった。
同作は、「エイリアン」のその後の物語を描いたSFスリラー。人生の行き場を失った6人の若者たちが生きる希望を求めて宇宙ステーション「ロムルス」にやってくるが、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐のエイリアンに遭遇。広大な宇宙の密室で究極のサバイバルが繰り広げられる。
「エイリアン」(1979)のリドリー・スコット監督が製作に参加して、監督は「ドン・プリーズ」などのフェデ・アルバレス。ケイリー・スピ―二―、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、イザベラ・メルセードなどのキャスト。日本は9月6日公開。

3位「It Ends With Us」
3位は前週と同じブレイク・ライヴリー主演の「It Ends With Us」で興収382万5000ドル(約5億5210万円)だった。
コリーン・フーバーのロマンス小説が原作で、主人公のリリーは、子供時代に父親が母親を虐待しているのを見てトラウマを抱えていた。神経外科医のライルと交際するようになるが、ライルに両親の関係を思い出させる暴力的な側面を目にし始める。そうした中、リリーは初恋のアトラスと再会し、2人の間で揺れ動くというストーリー。リリーをライヴリー、ジャスティン・バルドーニが監督し俳優として共演している。

4位「Blink Twice」
4位は「Blink Twice」の289万2000ドル(約4億1743万円)。
同作は、ゾーイ・クラヴィッツの長編監督デビュー作のサイコスリラー。主演はゾーイの恋人のチャニング・テイタムで、テック業界の大物で億万長者のスレイタ―・テイタムを演じた。テイタムのほかにナオミ・ワッキー、クリスチャン・スレイター、サイモン・レックス、カイル・マクラクランなどのキャスト。フリーダ(ナオミ・アッキー)はスレーターに誘われてプライベートアイランドでバケーションを過ごすうちに、奇妙な事件に巻き込まれるという物語。

5位「The Forge」
5位は「The Forge」の興収242万5000ドル(約3億5000万円)だった。同作は、アレックス・ケンドリック監督の、キリスト教の聖書に基づくドラマ映画。将来の計画を持たずに高校を卒業したイザヤは、より良き人生の選択をするよう促される。カレン・アバクロンビー、キャメロン・アーネット、セラ・アーヴリーなどのキャスト。