北米週末興行「デッドプール&ウルヴァリン」首位キープ 2位「レーガン」

(2024年9月1日10:30)

北米週末興行「デッドプール&ウルヴァリン」首位キープ 2位「レーガン」
「デッドプール&ウルヴァリン」(日本版公式サイトから)

北米週末興行は8月30日(現地時間)、「デッドプール&ウルヴァリン」が360万4000ドル興行収入を記録して前週に続いて首位をキープした。2位は初登場のロナルド・レーガン元米大統領の伝記映画「レーガン」だった。

1位「デッドプール&ウルヴァリン」
米興行サイトBox Office Mojoによると、「デッドプール&ウルヴァリン」は31日の興収が360万4000ドル(約5億2665万円)を記録して前週に続い1位とロングランヒットとなっている。
同作は、ライアン・レイノルズ主演の「デッドプール」シリーズ3作目で、デッドプールはヒーロー活動を引退して静かな生活を送っていたが、TVA(マーベル・コミックに登場する架空の組織)に連行されて新たな任務を与えられ、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンととともに闘うという内容。
同作は8月16日までに全世界で約1574億円の興収を記録し、R指定作品として歴代1位になる大ヒットとなった。これまでの1位は「ジョーカー」(2019年)の約1564億円だった。

2位「レーガン」
2位は、初登場の「レーガン」(原題:Reagan)で260万ドル(約3億8000万円)の興収だった。同作はハリウッドの俳優出身で第40代米大統領になった共和党のロナルド・レーガン(1911~2004)の伝記映画。幼少時代から大統領時代を描く。監督は「スペース・ミッション 宇宙への挑戦」(01)などの映画や「ビヨンド・ザ・ブレイク」(06)などのテレビシリーズのショーン・マクナマラ。レーガンをデニス・クエイドとデヴィッド・ヘンリー(青年期)が演じる。原作はポール・ケンゴールの「The Crusader:Ronald Reagan and the Fall of Communism」。

3位「エイリアン:ロムルス」
3位は前週2位の「エイリアン:ロムルス」(原題 Alien: Romulus)の221万9000ドル(約3億2426万円)だった。
同作は、「エイリアン」のその後の物語を描いたSFスリラー。人生の行き場を失った6人の若者たちが生きる希望を求めて宇宙ステーション「ロムルス」にやってくるが、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐のエイリアンに遭遇。広大な宇宙の密室で究極のサバイバルが繰り広げられる。
「エイリアン」(1979)のリドリー・スコット監督が製作に参加して、監督は「ドン・プリーズ」などのフェデ・アルバレス。ケイリー・スピ―二―、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、イザベラ・メルセードなどのキャスト。日本は9月6日公開。

4位「It Ends With Us」
4位は前週3位のブレイク・ライヴリー主演の「It Ends With Us」で興収210万ドル(約3億687万円)だった。
コリーン・フーバーのロマンス小説が原作で、主人公のリリーは、子供時代に父親が母親を虐待しているのを見てトラウマを抱えていた。神経外科医のライルと交際するようになるが、ライルに両親の関係を思い出させる暴力的な側面を目にし始める。そうした中、リリーは初恋のアトラスと再会し、2人の間で揺れ動くというストーリー。リリーをライヴリー、ジャスティン・バルドーニが監督し俳優として共演している。

5位「ツイスターズ」
5位は前週の6位からランクアップした「ツイスターズ」の181万ドル(約2億6450万円)だった。同作は巨大な竜巻を題材にしたアクション・アドベンチャー。気象学の天才と呼ばれる女性が友人らと竜巻を歯化する計画に挑む。