映画「ホワ イトバード はじまりのワンダー」 NYプレミアにヘレン・ミレンら俳優陣登場

(2024年10月1日12:30)

米女優ニコール・シャージンガー、「血まみれ」でNYの劇場から出て来て見物人衝撃
登壇した㊧からヘレン・ミレン、マーク・フォスター監督、アリエラ・グレイザー、ブライス・ガイザー、オーランド・シュワート

映画「ホワ イトバード はじまりのワンダー」(10月4日北米公開)のNYプレミアが日本時間9月27日に行われ、俳優、監督らが登場した。

プレミアはニューヨークの DGA シアターにて行われ、出演したヘレン・ミレンをはじめ、アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザーら俳優陣のほか、監督のマーク・フォースター、原作者で製作総指揮の R.J.パラシオ、脚本家で製作総指揮のマーク・ボムバックらスタッフ陣が参加した。

前作「ワンダー」(ほるぷ出版)、そして本作の原作者である R.J.パラシオは、「映画化するにあたりマーク・フォースター監督が加わり、彼は 撮影や照明に芸術性をもたらし、映画ではもうあまり見られないような壮大でありながらとてもやさしく美しい質感に仕上げてくれました。この映 画化には本当に感激しています」と本作の映画化に大満足の様子を窺わせた。

ミレンについて聞かれると、「どんな映画に出演しても間違いありません。だから彼女と契約した瞬間、『よし、これで本当に特別なものになる!』と確信しました」と太鼓判を押した。

米女優ニコール・シャージンガー、「血まみれ」でNYの劇場から出て来て見物人衝撃
ヘレン・ミレン

ドルチェ&ガッバーナ(24 年春コレクション)の黒のチュールドレスを着用し優雅な姿を披露したミレン。当 初は 2022 年の公開予定だったが公開延期となっていた本作について、「とてもエキサイティングでした。この映画をつくったのは 4 年ほど前ですが、いろいろなことがあり公開がストップしていました。でも、私たちはみんな、今がこの特別な 映画の公開にふさわしい時期だと感じています。和解、友情、勇気、仲間のために立ち上がることについて描かれ、こ の映画がこうしてニューヨークで公開されることに感激しています」と、満を持して映画が公開されることへの感謝の意を述べた。
「私は祖母を演じています。今はとても成功した人生を送っていますが、若い頃はそうではありませんでした。 贖罪と優しさの大切さについて描かれた素晴らしい物語です。いじめっ子で不愉快な人間であるがゆえに学校を退学 になった孫に、自身の過去の話をします。仲間をサポートすることがいかに大切かを彼に理解させようとするんです」と作品のテーマと役柄についてコメントした。

前作より問題児ジュリアン役を続投となるブライス・ガイザーは、「この作品は『ワンダー 君は太陽』に続いており、ジュリアンは学校から締め出 されますが、そこから何も学んでいません。いじめっ子が登場する映画の大体はそうだけど、この作品はどうなるのか見届けてほしいです」と話し、本作で初共演となるヘレン・ミレンについては「撮影の準備をしながら『クィーン』を観ましたが、正直なところ彼女に会うのはとても緊張しました。ですが、自分をもっと良い役者に育ててくれるのではと考えていたので、彼女から学べることはすべて学びました。ヘレンはとても素晴らしいで す!」と、2 人の共演が特別な時間であったことを振り返った。

”優しさを選ぼう”というムーブメントを巻き起こした『ワンダー 君は太陽』の世界から感動的な次章として、もう一度私たちに勇気と優しさを思い出させてくれる物語が注目される。

米女優ニコール・シャージンガー、「血まみれ」でNYの劇場から出て来て見物人衝撃
ダスティン・ホフマン(左端)も登場。その㊧からジョン・コルベット、ダナ・カーヴィ、ヘレン・ミレン

監督、俳優らは、Rue 57 で開催されたプレ・レセプションにも出席し、そこにはダスティン・ ホフマン、ジョン・コルベット、クリストファー・ロイドなど著名人も来場し大盛況だったという。

映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』は 12 月 6 日(金)より TOHO シネマズ シャンテ他にて全国ロードショー。

【STORY】
いじめによって学校を退学処分になったジュリアンは、自分の居場所を見失っていた。そんな中、ジュリアンの祖母のサラがパリから訪ねて来る。あの経験で学ん だことは、「人に意地悪もやさしくもしないただ普通に接することだ」と孫の口から聞いたサラは、「あなたのために話すべきね」と自らの少女時代を明かす。時は 1942年、ナチス占領下のフランスで、ユダヤ人であるサラと彼女の両親に危険が近づいていた。サラの学校にナチスが押し寄せ、ユダヤ人生徒を連行するが、 サラは同じクラスのジュリアンに助けられ、彼の家の納屋に匿われることになる。クラスでいじめられていたジュリアンに何の関心も払わず、名前すら知らなかったサ ラを、ジュリアンと彼の両親は命がけで守ってくれる。日に日に二人の絆が深まる中、終戦が近いというニュースが流れるのだが──。

【クレジット】
監督:マーク・フォースター 『ネバーランド』『オットーという男』
脚本:マーク・ボムバック、R.J.パラシオ
出演:アリエラ・グレイザー、オーランド・シュワート、ブライス・ガイザー、ジリアン・アンダーソン、ヘレン・ミレン
2024年|アメリカ|英語・仏語|121分|カラー|スコープ|5.1ch|原題:White Bird|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫区分:G 配給:キノフィルムズ
クレジット:© 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:https://whitebird-movie.jp 公式X:@whitebird_movie