北米週末興行「ヴェノム:ザ・ラストダンス」2週連続1位

(2024年11月3日11:15)

北米週末興行「ヴェノム:ザ・ラストダンス」2週連続1位
「ヴェノム:ザ・ラストダンス」

北米週末興行は10月25日金曜日(現地時間)、同日公開された「ヴェノム:ザ・ラストダンス」(原題:Venom:The Last Dance)が2200万ドルの興収を記録して初登場1位になった。

1位「ヴェノム:ザ・ラストダンス」
米興行サイトBox Office Mojoによると、トム・ハーディ主演の「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は1日の興収が665万ドル(約10億1705万円)を記録し、前週に続いて1位となった。
同作は、マーベル・コミックスのキャラクター「ヴェノム」を実写映画化したスーパーヒーロー映画で、「ヴェノム」(18)、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(21)に続くシリーズ3作目で完結編。トム・ハーディが敏腕記者のエディ・ブロックと、地球外生命体シンビオートが彼に寄生して変身する強大なパワーを持つ怪物ヴェノムを演じる。監督・脚本は、前2作で脚本を手掛けたケリー・マーセル。ハーディのほかに、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンスなどのキャスト。記者のエディとヴェノムは一心同体となって敵を倒していくが、新たな脅威が地球外から飛来し、激しい戦いが繰り広げられる。日本では10月25日から3日間先行上映され、11月1日から全国公開中。

2位「スマイル2」
2位は前週と同じ「スマイル2」(原題:Smile2)で、興収は198万ドル(約3億282万円)だった。
同作は、2022年のホラー映画「SMAILE スマイル」の続編。世界的ポップスターのスカイ・ライリーはワールドツアーをスタートしようとしていたが、ますます恐ろしく不可思議出来事を経験し始める。エスカレートする恐怖と名声のプレッシャーに圧倒されたスカイは、人生が制御不能になる前に自分の人生をコントロールするために、自分の暗い過去と向き合うことを余儀なくされる。主人公のスカイは前作と同じカイル・ガルナーで、ナオミ・スコット、ルーカス・ゲイジ、ローズマリー・デヴィッドなどの出演。監督は前作に引き続きパーカー・フィンが担当した。1作目は、製作費1700万ドル(約25億5000万円)に対し、世界興収2億1600万ドル(約324億円)のヒットとなった。

3位「Here」
3位は、初登場の「Here」で、興収は194万ドル(約2億9670万円)だった。
同作は、リチャード・マクガイアのグラフィック・ノベルを原作に、トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督で映画化したドラマ映画。人生を分かち合う家族と、彼らが住む特別な場所についての世代を超えた物語。紀元前から未来まで描かれるが、第二次世界大戦集結後の1945年、アルとローズを中心とするヤング一家を中心にドラマが展開する。ハンクスのほかにロビン・ライト、ポール・べタニー、ケリー・ライリーなどのキャストで、製作費5000万ドル(約76億円)の大作。

4位「野生の島のロズ」
4位は前週からワンランクアップした「野生の島のロズ」(原題:The Wild Robot)で、興収182万ドル(約2億8294万円)だった。
同作は、2024年のピーター・ブラウンの『野生のロボット』シリーズを原作としたアメリカ合衆国のアニメーションSFサバイバル映画。船が難破して無人島に取り残されたロボットのROZZUM134(ロズ)が、過酷な環境を生き抜くため、島の動物たちと絆を深め、虎児となったが帖の赤ちゃんの親代わりになっていく。クリス・サンダースの監督・脚本で、ロズの声にルピタ・ニヨンゴのほかペドロ・パスカル、キット・コナー、キャサリン・オハラ、マーク・ハミルなどの出演。日本は2025年2月7日公開。

5位「コンクラーベ」
5位は前週4位の「コンクラーべ」(原題:Conclave)で、興収149万ドル(約2億2788万円)だった。
同作は、ロバート・ハリスの2016年の小説を原作にした、エドガー・バーガー監督によるミステリー・スリラー映画。ラルフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、セルジオ・カステリット、イザベラ・ロッセリーニなどのキャスト。トーマス・ローレンス枢機卿(ファインズ)が次期法王を選出するために法王コンクラーベを組織するが、数人の候補者の間で票が割れたため、ローレンスはそれぞれの候補者の秘密とスキャンダルを調査する。