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映画
映画「アンデッド/愛しき者の不在」予告編、キービジュアルなど公開
(2024年11月7日10:00)
ノルウェーの新星監督テア・ヴィスタンデルによる北欧メランコリック・ホラー「アンデッド/愛しき者の不在」(1月17日公開)の予告編、キービジュアルなどが解禁になった。
同作は、「ぼくのエリ 200歳の少女」、「ボーダー 二つの世界」などで知られる作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの2005年の同名小説を、「わたしは最悪。」のレナーテ・レインスヴェ主演で映画化した。監督は、本作が長編劇映画デビューとなるノルウェーの新星監督テア・ヴィスタンデル。
監督が原作者のリンドクヴィストと共に脚本を完成させ、最愛の人を亡くした3つの家族のもとに、突然アンデッド(生ける屍)となって還ってきた彼らとの再会を通して、生きている者たちが悲しみに満ちた中で互いに心を通わせることの難しさと、還らぬ人への思慕の気持ちを、美しい映像にのせて描いた作品となっている。
今回、解禁となった予告編は、夜の帳(とばり)が降り始めたオスロの街に鳴り響く車のアラームや不自然に点滅する街灯を背景に、原因不明の現象が相次いでいると告げるテレビからの不穏なニュースから始まる。事故で亡くなったはずのお母さんが蘇り戸惑いを隠せない家族や、埋葬したはずの息子との再会に涙する若き母(レナーテ・レインスヴェ)、そして葬式を済ませたばかりの最愛の恋人に寂しかったと抱きつく老女。
彼らの喜びだけではない不穏の影を滲ませる表情が描き出され、美しくも不吉な雰囲気に包まれていく。そして、以前のように呼吸し抱きしめることもできるアンデッドたちに無償の愛を注ぐ気持ちを踏みにじるかのように、彼らのコントロールできぬ一面が突如として襲いかかってくる。果たして彼らは何者で、一体何を望むのかー。
あわせて解禁されたポスターは、アンデッドと化した最愛の息子を抱きかかえるレナーテ・レインスヴェ演じる母親が、そのモラルが侵されるかのように逆さ十字架と足元から一体化し、喪失の悲しみにもがき苦しむも、愛する者を手放せない悲痛な表情を浮かべる、シンプルながらも強烈なメランコリーを漂わせるビジュアルとなっている。日常生活にふと入り込んできた超自然現象に翻弄される3つの悲しき家族の物語。あなたなら、どのように向き合いますか?と観客に問いかける。
【クレジット】
原作・共同脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
監督・共同脚本:テア・ヴィスタンダル
出演:レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、
ビヨーン・スンクェスト、ベンテ・ボシュン、バハール・パルス
2024年/ノルウェー・スウェーデン・ギリシャ/カラー/シネスコ/
DCP/ノルウェー語・スウェーデン語・フランス語・ペルシャ語/98min/G
© 2024 Einar Film, Film i Väst, Zentropa Sweden, Filmiki Athens, E.R.T. S.A.
提供:東北新社 配給:東京テアトル
HP:www.undead-movie.jp
2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか公開