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映画
北米週末興行「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」初登場1位
(2024年11月10日10:30)
北米週末興行は10月8日金曜日(現地時間)、「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」(原題:The Best Christmas Pageant Ever)が500万ドルの興収を記録して1位になった。
1位「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」
米興行サイトBox Office Mojoによると、8日に公開された「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」が同日の興収500万ドル(約7億6300万円)を記録し、初登場1位となった。
同作は、バーバラ・ロビンソンの1972年の児童小説が原作。町の日曜学校のクリスマス・ページェントの主役に志願した6人の不良少年たちが、町の人々にクリスマスの本当の意味を教えることになるというストーリー。タイトルの意味は「史上最高のクリスマス・ページェント」。クリスマス・ページェントはキリストの誕生のストーリーを劇や仮装行列などで再現して、キリストの生誕を祝う行事。監督はダラス・ジェンキンスで、キンリ―・ヘイマンなどのキャスト。
2位「ヘレティック」
2位は「ヘレティック」(原題:Heretic)で興収431万1230ドル(約6億5784万円)だった。
同作は、ヒュー・グランド主演のA24ホラー映画。二人の若い信心深い女性が、道行く人たちに「イエス・キリストについて学びたくないですか」と声をかけていくうちに、リー(ヒュー)の家にたどり着き、恐怖のゲームに巻き込まれるというストーリー。Hereticの意味は異端者。「ロメコメの帝王」ヒューがホラーの男に挑戦した話題作。監督・脚本は「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」(19)などを手掛けたスコット・ペックとブライアン・ウッズのコンビ。
3位「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」
3位は、前週、前々週と2週連続で1位だった「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」で興収392万5000ドル(約6億円)だった。
同作は、マーベル・コミックスのキャラクター「ヴェノム」を実写映画化したスーパーヒーロー映画で、「ヴェノム」(18)、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(21)に続くシリーズ3作目で完結編。トム・ハーディが敏腕記者のエディ・ブロックと、地球外生命体シンビオートが彼に寄生して変身する強大なパワーを持つ怪物ヴェノムを演じる。監督・脚本は、前2作で脚本を手掛けたケリー・マーセル。ハーディのほかに、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンスなどのキャスト。記者のエディとヴェノムは一心同体となって敵を倒していくが、新たな脅威が地球外から飛来し、激しい戦いが繰り広げられる。日本では11月1日から全国公開中で、初週末(11月1日~11月3日)の観客動員数が1位(興行通信社調べ)のヒットとなった。
4位「野生の島のロズ」
4位は前週と同じ「野生の島のロズ」(原題:The Wild Robot)で、興収148万ドル(約2億2589万円)だった。
同作は、2024年のピーター・ブラウンの『野生のロボット』シリーズを原作としたアメリカ合衆国のアニメーションSFサバイバル映画。船が難破して無人島に取り残されたロボットのROZZUM134(ロズ)が、過酷な環境を生き抜くため、島の動物たちと絆を深め、虎児となったが帖の赤ちゃんの親代わりになっていく。クリス・サンダースの監督・脚本で、ロズの声にルピタ・ニヨンゴのほかペドロ・パスカル、キット・コナー、キャサリン・オハラ、マーク・ハミルなどの出演。日本は2025年2月7日公開。
5位「スマイル2」
5位は前週2位だったと「スマイル2」(原題:Smile2)で、興収は142万ドル(約2億1673万円)だった。
同作は、2022年のホラー映画「SMAILE スマイル」の続編。世界的ポップスターのスカイ・ライリーはワールドツアーをスタートしようとしていたが、ますます恐ろしく不可思議出来事を経験し始める。エスカレートする恐怖と名声のプレッシャーに圧倒されたスカイは、人生が制御不能になる前に自分の人生をコントロールするために、自分の暗い過去と向き合うことを余儀なくされる。主人公のスカイは前作と同じカイル・ガルナーで、ナオミ・スコット、ルーカス・ゲイジ、ローズマリー・デヴィッドなどの出演。監督は前作に引き続きパーカー・フィンが担当した。1作目は、製作費1700万ドル(約25億5000万円)に対し、世界興収2億1600万ドル(約324億円)のヒットとなった。