北米週末興行 アリアナ・グランデ主演「ウィキッド Part1」初登場1位

(2024年11月24日10:30)

北米週末興行 アリアナ・グランデ主演「ウィキッド Part1」初登場1位
「ウィキッド Part1」(公式サイトから)

北米週末興行は11月22日金曜日(現地時間)、同日公開されたアリアナ・グランデ主演「ウィキッド Part1」が4674万ドルの興収を記録して1位になった。

1位「ウィキッド ふたりの魔女」
米興行サイトBox Office Mojoによると、アリアナ・グランデ主演のミュージカル・ファンタジー映画「ウィキッド Part1」(原題:Wicked:Part1)が22日に公開され、同日の興行収入が4674ドル(約72億3161万円)を記録して初登場1位となった。
同作は、舞台ミュージカル「ウィキッド」の映画化で、2部作の1作目。「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが監督を務め。アリアナ・グランデ、シンシア・エリボ、ミシェル・ヨーなどの出演。緑色の肌のせいで誤解されている若い女性エルファヴァ(エリボ)と、人気者の少女グリンダ(グランデ)は、オズの国にある大学で友達になるが、オズの魔法使いと出会い、2人の友情は岐路に立たされる。日本では「ウィキッド ふたりの魔女」の邦題で2025年春ロード―ショー。

2位「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」
2位は、初登場の「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」で、興収2200万ドル(約34億384万円)を記録した。
同作は第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞(ラッセル・クロウ)を含む5部門で受賞(12部門ノミネート)したリドリー・スコット監督の「グラディエーター」(2000年)の続編。
前作から数十年後、ローマ帝国軍の侵攻により愛する妻を殺され捕虜にされる主人公のルシアスが、剣闘士(グラディエーター)になってコロセウムでの死闘に身を投じて復讐の機会をうかがう。そうしたなか、1作目の英雄マキシマス(ラッセル・クロウ)とルシアスの父子関係が明らかになる。
主人公のルシアスに「aftersun/アフターサン」(22)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアイルランドの新進俳優ポール・メスカル。奴隷となったルシアスを買いグラディエーターに育てる謎の奴隷商人マクリヌスに、アカデミー賞を2回受賞している名優デンゼル・ワシントン、ローマ帝国軍の将軍アカシウスにペドロ・パスカル、その妻でルシウスの母ルッシラにコニー・ニールセン、共同皇帝のゲタにジョセフ・クイン、ゲタの兄弟で共同皇帝カラカラにフレッド・ヘッキンジャーなどのキャスト。日本では15日から公開中。週末(11月15日~17日)の観客動員数(興行通信社調べ)で3位、洋画では1位のヒットとなっている。

3位「レッド・ワン」
3位は、前週1位の「レッド・ワン」で、興収334万 2817ドル(約5億Ⅰ720万円)だった。
同作は、「ワイルド・スピード」シリーズなどのドウェイン・ジョンソンと、「アベンジャーズ」シリーズなどのクリス・エヴァンスが共演するアクション・アドベンチャー・クリスマス・コメディ映画。ハイラム・ガルシアの原作をジェイク・カスダンが監督、クリス・モーガンが脚本を手掛けた。コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが、クリスマス・イブに何者かに誘拐され、サンタクロース護衛隊長のカラム(ジョンソン)が、誘拐に手を貸した悪名高いハッカーで賞金稼ぎのジャック(エヴァンス)に協力を依頼して手を組み、サンタ救出作戦を展開する。J・K・シモンズ、ルシー・リューなどが共演する。日本では11月8日より公開中。

4位「Bonhoeffer:Pastor.Spy.Assassin」
4位は「Bonhoeffer:Pastor.Spy.Assassin」で264万2007万ドル(約4億877万円)の興収だった。
同作は、ドイツの神学者で反ナチス派のディートリッヒ・ボンヘッファーを描いた歴史ドラマ・スリラー映画。ボンヘッファーがヒトラー暗殺計画に加わり、数百万人のユダヤ人をナチスによる大量虐殺から救うというストーリー。トッド・コマル日記は脚本・製作・監督を務め、ボンヘッファー役にヨナス・ダスラーのほか、アウグスト・ディール、デヴィッド・ヨンソンなどの出演。

5位「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」
5位は、「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」で興収97万5000ドル(約1億5085万円)だった。
同作は、マーベル・コミックスのキャラクター「ヴェノム」を実写映画化したスーパーヒーロー映画で、「ヴェノム」(18)、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(21)に続くシリーズ3作目で完結編。トム・ハーディが敏腕記者のエディ・ブロックと、地球外生命体シンビオートが彼に寄生して変身する強大なパワーを持つ怪物ヴェノムを演じる。監督・脚本は、前2作で脚本を手掛けたケリー・マーセル。ハーディのほかに、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンスなどのキャスト。記者のエディとヴェノムは一心同体となって敵を倒していくが、新たな脅威が地球外から飛来し、激しい戦いが繰り広げられる。日本では11月1日から全国公開中で、初週末(11月1日~11月3日)の観客動員数が1位(興行通信社調べ)のヒットとなった。