「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー

(2024年11月27日10150)

「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー
「雨の中の慾情」ポスタービジュアル

成田凌、中村映里子、森田剛の共演による独創的なラブストーリー、「雨の中の慾情」(片山慎三監督)が11月29日から公開になる。

本作は、今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」などで知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映画化。絵コンテのまま発表されたつげならではのシュルレアリスム作品で、2024年に欧州最大規模の漫画祭であるフランス・アングレーム国際漫画祭で歴史に残すべき作品に授与されるPRIX DU PATRIMOINE(遺産賞)にノミネートされた。

つげの異端作「雨の中の慾情」をベースに、片山慎三監督が独創性溢れる数奇なラブストーリーを生み出した。同作は、第37回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された。
片山監督は、アジア映画で史上初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積み、長編映画デビュー作『岬の兄妹』(18)で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三監督。予測不能の展開が話題を呼んだ『さがす』(22)や、国内だけでなくアジア圏で高く評価された「ガンニバル」(23)など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた。
また、本作は2023年3月に劇中のほとんどのシーンを台湾にて撮影。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケを敢行した情緒溢れる映像世界も、本作の大きな魅力の一つ。

「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー
「雨の中の慾情」場面写真
「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー
「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー
「雨の中の慾情」成田凌、中村映里子、森田剛共演の独創的ラブストーリー

主人公の売れない漫画家・義男に成田凌。義男が想いを寄せ、翻弄される女性・福子に中村映里子。福子の恋人の作家・伊守に森田剛。実力派俳優陣の共演により、切なくも激しい情愛と性愛を描き出す作品になっている。

雷鳴が轟く土砂降りの中、バス停に傘もなくたたずむ女。そこに通りかかった義男は、「金物を付けていると雷に打たれて危ない」と忠告する。一枚、また一枚と服を脱いで遂に下着姿になったふたりは、田んぼの中で泥まみれになって絡み合い、義男が激しく女の体をむさぼる。義男の夢の冒頭の衝撃的なシーンが、これから始まるドラマの波乱と独創的な展開を予感させる。そして、伊守と福子、義男と福子の男と女の情念のドラマが繰り広げられ、数奇な展開を見せていく。

【STORY】
貧しい北町に住む売れない漫画家・義男(成田凌)。アパート経営をしているらしい大矢野尾弥次(竹中直人)カラ自称小説家の伊守(森田剛)とともに引越しの手伝いに駆り出され、離婚したばかりの福子(中村枝理子)と出会う。艶めかしい魅力を称えた福子の心奪われた義男だが、どうやら福子には付き合っている男性がいるらしい。ほどなく、福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、義男は福子絵の想いを抱えたまま、3人の奇妙な共同生活が始まる。

【クレジット】
出演:成田凌、中村映里子、森田剛、足立智充、中西柚貴、松浦祐也、梁秩誠、李沐薰、伊島空、李杏、竹中直人
監督・脚本:片山慎三
原作:つげ義春「雨の中の慾情」
2024年/132分/R15+/日本・台湾合作
制作:セディックインターナショナル 日商賽奇客有限公司 井風國際娛樂有限公司
製作:映画『雨の中の慾情』製作委員会
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2024「雨の中の慾情」製作委員会
公式サイト:https:/www.culture-pub.jp/amenonakanoyokujo/
公式SNS:@ame_yokuj
2024年11月29日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開