北米週末興行 アニメ映画「モアナと伝説の海2」初登場1位

(2024年12月1日10:15)

北米週末興行  アニメ映画「モアナと伝説の海2」初登場1位
「モアナと伝説の海2」(公式サイトから)

北米週末興行は11月29日金曜日(現地時間)、同日公開されたアニメ映画「モアナと伝説の海2」が5450万ドルの興収を記録して初登場1位になった。

1位「モアナと伝説の海2」
米興行サイトBox Office Mojoによると、アニメ映画「モアナと伝説の海2」(原題:Moana2)が29日、興行収入5450ドル(約81億6000万円)を記録して初登場1位となった。
同作はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが配給する2016年公開「モアナと伝説の海」の続編。前作の冒険から3年後、妹のシメアが生まれて成長したモアナは、家族と一緒に島で暮らしていた。あるとき、海の彼方にある島にたどり着けば人々は呪いから解放されて、世界が再び一つになるという伝説を知ったモアナはふたたび公開に出ることを決意する。
デイビット・ダーリック・ジュニアが監督を務め長編映画監督デビューをはたした。ジェイソン・ハンドとダナ・ルドゥ―・ミラーが共同監督を務めている。声の出演は、アウリイ・クラヴァーリョ、ドウェイン。ジョンソン、テムラ・モリソン、ニコール・シャージンガ-など。日本版の声の吹き替えでは、ミュージカル女優で歌手の屋比久知奈がモアナの声を担当する。日本公開は12月6日。

2位「ウィキッド ふたりの魔女」
2位は前週1位の「ウィキッド ふたりの魔女」で3200万ドル(約47億9000万円)の興収だった。
同作は、舞台ミュージカル「ウィキッド」の映画化で、2部作の1作目。「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが監督を務め。アリアナ・グランデ、シンシア・エリボ、ミシェル・ヨーなどの出演。緑色の肌のせいで誤解されている若い女性エルファヴァ(エリボ)と、人気者の少女グリンダ(グランデ)は、オズの国にある大学で友達になるが、オズの魔法使いと出会い、2人の友情は岐路に立たされる。日本では「ウィキッド ふたりの魔女」の邦題で2025年春ロード―ショー。

3位「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」
3位は「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」で、興収1240万ドル(約18億5600万円)を記録した。
同作は第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞(ラッセル・クロウ)を含む5部門で受賞(12部門ノミネート)したリドリー・スコット監督の「グラディエーター」(2000年)の続編。
前作から数十年後、ローマ帝国軍の侵攻により愛する妻を殺され捕虜にされる主人公のルシアスが、剣闘士(グラディエーター)になってコロセウムでの死闘に身を投じて復讐の機会をうかがうなかで、1作目の英雄マキシマス(ラッセル・クロウ)とルシアスの父子関係が明らかになる。
主人公のルシアスに「aftersun/アフターサン」(22)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアイルランドの新進俳優ポール・メスカル。奴隷となったルシアスを買いグラディエーターに育てる謎の奴隷商人マクリヌスに、アカデミー賞を2回受賞している名優デンゼル・ワシントン、ローマ帝国軍の将軍アカシウスにペドロ・パスカル、その妻でルシウスの母ルッシラにコニー・ニールセン、共同皇帝のゲタにジョセフ・クイン、ゲタの兄弟で共同皇帝カラカラにフレッド・ヘッキンジャーなどのキャスト。日本では15日から公開中。

4位「レッド・ワン」
3位は、前週1位の「レッド・ワン」で、興収484万 2817ドル(約7億2500万円)だった。
同作は、「ワイルド・スピード」シリーズなどのドウェイン・ジョンソンと、「アベンジャーズ」シリーズなどのクリス・エヴァンスが共演するアクション・アドベンチャー・クリスマス・コメディ映画。ハイラム・ガルシアの原作をジェイク・カスダンが監督、クリス・モーガンが脚本を手掛けた。コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが、クリスマス・イブに何者かに誘拐され、サンタクロース護衛隊長のカラム(ジョンソン)が、誘拐に手を貸した悪名高いハッカーで賞金稼ぎのジャック(エヴァンス)に協力を依頼して手を組み、サンタ救出作戦を展開する。J・K・シモンズ、ルシー・リューなどが共演する。日本では11月8日より公開中。

5位「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」
4位は「ザ・ベスト・クリスマス・ページェント・エヴァー」(原題:The Best Christmas Pagent Ever)で135 万ドル(約2億200万円)の興収だった。
同作は、バーバラ・ロビンソンの1972年の児童小説が原作。町の日曜学校のクリスマス・ページェントの主役に志願した6人の不良少年たちが、町の人々にクリスマスの本当の意味を教えることになるというストーリー。タイトルの意味は「史上最高のクリスマス・ページェント」。クリスマス・ページェントはキリストの誕生のストーリーを劇や仮装行列などで再現して、キリストの生誕を祝う行事。監督はダラス・ジェンキンスで、キンリ―・ヘイマンなどのキャスト。