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映画
アリアナ・グランデ、「ウィキッド ふたりの魔女」でアカデミー賞助演女優賞最有力 シンシア・エリヴォの主演女優賞は激戦
(2024年12月4日11:15)
アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォが共演するミュージカルファンタジー「ウィキッド ふたりの魔女」(原題:Wicked)が11月22日から全米で公開されて大ヒットしているが、早くもグランデのアカデミー賞助演演女優賞が有力視されている。一方、エリヴォは主演女優賞部門にノミネートされるとみられるが激戦に直面するという。
米Page Sixによると、ハリウッドの関係者は、グランデが、来年のアカデミー賞で助演女優賞を獲得することが早くも有力視されていると指摘。一方、エリヴォは、主演女優賞部門で「マリア」のアンジェリーナ・ジョリーや、「ANORA アノーラ」のマイキー・マディソンとの激しい競争に直面することになりそうだと語ったという。
同作は、舞台ミュージカル「ウィキッド」の映画化で、2部作の1作目。「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが監督を務め。グランデ、エリヴォ、ミシェル・ヨーなどの出演。緑色の肌のせいで誤解されている若い女性エルファヴァ(エリボ)と、人気者の少女グリンダ(グランデ)は、オズの国にある大学で友達になるが、オズの魔法使いと出会い、2人の友情は岐路に立たされる。日本では「ウィキッド ふたりの魔女」の邦題で2025年春ロード―ショー。
わずか10日間で全米だけで2億6300万ドル(約395億円)の興行輸入を記録したミュージカル超大作で共演のグランデとエリヴォは、互いに争うのではなく、それぞれ異なる部門にエントリーするよう、ユニバーサル・ピクチャーズは、エリヴォとグランデのチームと相談した後、映画芸術科学アカデミーにその要請を提出した。最終決定はアカデミーの手に委ねられるとう。
第97回アカデミー賞のノミネートは来年1月17日に発表されるが、助演女優賞部門にはグランデのほかに、ダニエル・デッドワイラー(『ピアノ・レッスン』)、イザベラ・ロッセリーニ(『コンケイブ』)、モニカ・バーバラ(『完全なる未知』)、シアーシャ・ローナン(『ブリッツ』)、フェリシティ・ジョーンズ(『ブルータリスト』「エミリア・ペレス 」のゾーイ・サルダーニ『エミリア・ペレス』)が候補に挙がっている。
ゴールド・ダービーのブックメーカーはすでにグランデを、対抗馬のサルダーニを上回る1番人気としているという。
主演女優賞部門では、エリヴォのほかに、オペラ界のアイコン、マリア・カラスを演じた「マリア」のアンジェリーナ・ジョリー、 「ベイビーガール」でインターンと性的関係を持つ会社の重役を演じたニコール・キッドマン、「ANORAアノーラ」のマイキー・マディソン、「エミリア・ペレス」のカーラ・ソフィア・ガスコン、「ハード・トゥルース」のマリアンヌ・ジャン=バプティストの名前が挙がっている。そのなかで、第77回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した「ANORAアノーラ」のマイキー・マディソンが一歩リードしているという。