「劇場版ドクターX」天才外科医・大門未知子にシリーズ史上最大の敵が出現

(2024年12月5日20:00)

「劇場版ドクターX  FINAL」天才外科医・大門未知子にシリーズ史上最大の敵が出現
「劇場版ドクターX」ポスタービジュアル

米倉涼子がたたき上げのスキルを武器にメスをふるうフリーランスの天才ドクターを演じる、医療ドラマのヒットシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の初の映画版となる「劇場版ドクターX」(田村直己監督)が12月6日から公開される。

ドラマは、2012年にスタートして、米倉演じる大門の「私失敗しないので」の決めゼリフとともに大ヒットして人気シリーズとなり、7作の連続ドラマと1本のSP版が放送された。そして、3年ぶり9度目の「ドクターX」は初の劇場版として、またシリーズの「総決算」となる。
本作では、シリーズ史上最強の敵による最大の復讐が大門未知子に迫り、さらには「特技・手術、趣味・手術。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけを武器にメスをふるう」天才外科医・大門の誕生のルーツや、岸部一徳演じる紹介所の所長・神原晶の過去の秘密が描かれている。

「劇場版ドクターX  FINAL」天才外科医・大門未知子にシリーズ史上最大の敵が出現
「劇場版ドクターX」場面写真

キャストは、大門未知子に米倉のほか、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、遠藤憲一、岸部一徳、西田敏行らお馴染みのレギュラーメンバーが集結した。
そして、病院長とその双子の弟の役で染谷将太が出演。さらには西畑大吾が新人研修医、綾野剛が大門未知子の過去を知る人物として出演している。

■ストーリー
フリーランスの天才外科医・大門未知子は、亡国の大統領を救うために、軍隊に銃を突き付けられながら、失敗したら生きて帰れない命がけの緊急手術に挑戦するところから映画は始まり、映画ならではのスケールの大きな出だしとなっている。一方、東帝大学病院では、凄腕の外科医・神津比呂人(染谷将太)が新病院長に就任。政財界に顔が効き、医療開発会社を経営する双子の弟・多可人(染谷が二役)の資金的なバックアップもあり、 徹底的に合理化を進め、医師や看護師たちが次々にクビを切られていた。
そうしたなか、かつての同僚の森本(田中圭)に呼び戻された大門は、比呂人と意気投合するが、大門の師匠の晶(岸部一徳)と会った比呂人は顔色を変える。東帝大学病院にやってきた比呂人には秘密の目的があり、晶と関係していることが分かっていく。一方、森本は大門の過去を探るために広島・呉に飛び、彼女の秘密(ルーツ)を知る。
それぞれの思惑が絡み合う中、大門は史上最大の危機に直面して、医師免許はく奪も覚悟の前代未聞の大手術に挑戦する。

■見どころ
「私、失敗しないので」などの決めゼリフと、患者を決して見捨てず、医療の常識を超えた手術に挑戦していく、シリーズの魅力に加えて、大門、比呂人、晶をめぐる壮絶なドラマがスリリングに、ダイナミックにスクリーンに展開して、テレビのシーリーズを超えるスケール感がある。また大門のルーツや、いつもメロンと破格の金額の請求書を持参して院長を驚かせる晶の過去が明かされるのも見どころ。
12年前、同シリーズがヒットしたとき、冒頭のシーンに流れる音楽と、「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけを武器にメスをふるう。大門未知子、またの名をドクターX」といったナレーション。そして、大病院の医師らを蹴散らして、天才的なメスさばきで究極の手術を成功させる大門を米倉が颯爽と力強く演じるところが、クリント・イーストウッドの「夕陽のガンマン」などのマカロニ・ウエスタンのテイストに似たものを感じた。超絶なガンさばきで敵をなぎ倒すイーストウッドのように、毎回メスで病魔を倒す米倉・大門の姿がカタルシスをもたらした。今回初めて映画になって、スケールアップし、スクリーンにふさわしいエンターテインメント作品になっている。

【クレジット】
監督:田村直己 脚本:中園ミホ
出演:米倉涼子 田中圭 内田有紀 今田美桜 勝村政信 鈴木浩介 岸部一徳  染谷将太 西畑大吾 綾野剛 遠藤憲一 西田敏行
音楽:沢田完
製作プロダクション:ザ・ワークス 製作幹事:テレビ朝日 配給:東宝
公開日:2024年12月6日(金)
Ⓒ2024「劇場版ドクターX」製作委員会
公式サイト:https://doctor-x-movie.jp/ 公式X:https://x.com/doctorx_tvasahi 公式Instagram:doctorx_official   公式TikTok:doctorx.2021