菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映

 

(2025年1月20日11:30)

菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映
「V. MARIA」場面写真(マリア役の菊地姫奈㊨)

モデルで俳優の菊地姫奈が映画単独初主演を務めた「V. MARIA」(宮崎大祐監督)が、ヴィジュアル系バンドの聖地である老舗ライブハウス目黒鹿鳴館で撮影を行い、唯一の老舗名画座・目黒シネマにて 4 月 1 日(火)より 2 週間限定にて劇場公開されることが決まった。

「V. MARIA」(読み:ヴィイマリア)は、創立 30 周年を迎えた制作プロダクションのメディアミックス・ジャパン(MMJ)の新たなるチャレンジとして、20~30 代の若手社員を対象に劇場用映画企画のプロデュースの機会を与えるプロジェクト「M CINEMA」の第一弾。

子どもの頃からヴィジュアル系バンドを追っかけ、現在もバンギャ(「バンドギャル」と呼ばれるヴィジュアル系バンドの熱心なファンの女性)活動を行う小澤プロデューサーが、「現在元気のないヴィジュアル系シーンを盛り上げたい!」と発案。
主人公の女子高生・マリアが、亡き母がヴィジュアル系バンドが好きなバンギャルだったと知り、母が残した遺品からヴィジュアル系バンドという存在に出会い、楽曲やヴィジュアル系カルチャーに興味を持っていく。そして亡き母の軌跡をたどりながら自己を見つめ、成長していく姿が描かれる。

菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映
「V. MARIA」場面写真
菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映
菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映
菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映
菊地姫奈主演「V. MARIA」 目黒鹿鳴館で撮影&目黒シネマ会館50周年記念上映

■目黒鹿鳴館で撮影

マリアが訪れるライブの演奏シーンの中には、入居するビルの老朽化により移転が決まっていた老舗ライブハウス・目黒鹿鳴館(東京・目黒)で撮影。本作は同所で最後に撮影された映画となる。

目黒鹿鳴館は、1980 年にオープン。オープン初期は米米 CLUB や THE MODS の他、ジャパニーズメタルのレジェンド 的存在44MAGNUM,DEAD END の活動拠点としてメタルブームを牽引。90 年代には LUNA SEA や GLAY を始めとする数々のヴィジュアル系バンドを輩出し、聖地として伝説を生み出してきた。

店長の PEPE さんは、「目黒鹿鳴館、この場所での営業は先日終了となりました。1980 年に日本の ROCK を支え、日本の ROCK のハードな部分を進化させたジャパメタシーンを共に創り、後の V 系シーンのサポートを出来たと自負しております」という。そして「現在では以前の様な活気とまでは行かないと感じるほどバンドの数が減ってしまった感は否めませんが、逆に篩にかけられて良質なバンドのみが活動が許される的なイメージです。昔の熱くめちゃくちゃな時代をもう一度体験したいので、現在進行形のベテラン勢も若手もやりたい事を忖度抜きでやり倒して欲しいです。鹿鳴館は新天地でも魂は変わりませんので今後とも宜しくお願い申し上げます」と語った。
劇中では懐かしの 90 年代ヴィジュアル系バンドのCDやポスター、グッズ、バンギャルたちの姿も登場するなど、ヴィジュアル系バンドへの熱い想いとリスペクト、そして、愛が詰まっている。

■目黒シネマで上映

また、“目黒”繋がりということで、「目黒シネマ」にて 4 月 1 日(火)より 2 週間限定で劇場公開されることが決定した。目黒鹿鳴館と同じく権之助坂にある目黒シネマは、前身の劇場からリニューアルをして 1975 年に開館。そんな目黒で唯一の老舗名画座は、今年で開館 50 周年!通常は二番館として興行をしている中、異例の新作映画の封切りで節目を迎える。

佐藤支配人は「目黒といえばサンマ。この認知が覆される日がやってまいりました。目黒鹿鳴館さんとこのような形でコラボレーションさせていただくことができ、同じ地でエンタメを発信してきた身として大変光栄です。目黒×ヴィジュアル系バンドで、この地の新たな顔を魅せます」とコメント、興行に期待を寄せる。

あわせて、菊地以外の追加キャスト情報も解禁。マリアが出逢う謎の元ヴィジュアル系バンドマン・カナタに藤重政孝、マリアの母・友人で 30 年以上ライブハウスに通うバンギャル・響子をサヘル・ローズ、マリアの祖母・幹枝を藤田朋子が演じる。また、解禁された場面写真には、バンギャルの恰好に身を包むマリアの姿などが収められている。

【あらすじ】
母子家庭で育った主人公(マリア)は 母の突然の死後、遺品整理 をしている中で母が若い時に収集していた CD と写真、日記、そ して自分と同じく「MARIA」と名付けられた再生できないデモ テープを見つける。母が生前隠していた秘密とは? デモテープの中身は一体どんな曲 なのか? 母の秘密を知るためにマリアはライブハウスへと向かう。そこで待っていたのは、ヴィジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽だった。

【クレジット】
タイトル:V. MARIA(読み:ヴィイマリア)
出演:菊地姫奈、藤重政孝、真雪、吉田凛音、サヘル・ローズ、西村瑞樹、まいきち、大島璃乃、佐藤流司、藤田朋子
監督:宮崎大祐
脚本:池亀三太
公式 X @Mcinema_MMJ Instagram @mcinema_mmj #V マリア #V マリ #MCINEMA #V 系
4 月 1 日(火)より目黒シネマにて 2 週間限定公開