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映画
映画「ショウタイムセブン」ジャパンプレミア
阿部寛、生見愛瑠、吉田鋼太郎、Perfume、渡辺一貴監督登壇
(2025年1月22日21:30)

映画「ショウタイムセブン」(2月7日公開)のジャパンプレミアが22日、都内で行われ、阿部寛、生見愛瑠、吉田鋼太郎、Perfume(あ~ちゃん、かしゆか、のっち)、渡辺一貴監督が登壇して同作の撮影エピソードなどを語った。
韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ, ライブ』(監督:キム・ビョンウ、主演:ハ・ジョンウ)を原作にオリジナル展開をふんだんに盛り込んだ本作。監督・脚本は、「岸辺露伴は動かない」シリーズをサスペンスフルで高クオリティに作り上げた渡辺一貴。撮影は、テレビ局のスタジオを丸ごと作り込み、ライブ感を徹底的に重視し複数カメラで同時撮影。最大10分以上の長回し撮影シーンも盛り込み、圧倒的な “本物”の世界観を作り上げた。全編に渡る緊張感溢れるシーンの連続に、手に汗握るストーリーがフルスピードで展開する。
阿部寛がキャリア40年にして初のキャスター役を演じ、生見愛瑠、吉田鋼太郎らが脇を固め、主題歌にPerfumの新曲「Human Factory – 電造人間 -」が決定している。

爆弾犯から交渉役に指名される元人気キャスター・折本を演じた阿部は「こういう作品を今までやったことがないんですけど、生放送中に爆弾犯から電話で、ハラハラドキドキの作品です。アナウンサー役をやったのも今回初めてで、チャレンジの作品でした」と語った。

事件に翻弄される新人アナウンサー・結城を演じた生見は、「最初から最後まで緊張感の絶えない、そしてあらゆることで伏線が張られているので、最後まで見逃せない映画になっています。皆さんお楽しみください」と呼びかけた。
視聴率がすべてのプロデュ―サー東海林を演じた吉田は、「どの局のプロデュサーも視聴率がすべてです」といって笑わせ、「そこに自分の個性を乗せてみて、どういう視聴率がすべてのプロデュ―サーができあがるのか演じてみました」と語った。そして阿部が演じた折本について、「この映画の見どころは、実際に今現在起きているのではないかという臨場感があるんですが、折本というキャスターが(爆弾犯と)どういう因縁があったのかというところも一つの見どころになっています。その辺もお見逃しのないように楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

主題歌を担当し映画にも出演しているPerfumeは、「本人役としても出させて頂いてとても光栄です。どこに出ているのか見て頂けたら嬉しいです」(かしゆか)、「歌手で本人役で出させてもらいました。よろしくお願いします」(あ~ちゃん)、「本人役なので役作りの必要もなかったんですが、とっても緊張した私たちが見られると思います」(のっち)とそれぞれ感想を語った。

渡辺監督は、「98分の映画なんですけど、2時間の生放送を見るような心持で見て頂ければと思います。最後の最後まで二転三転、どうなるかわからない話になっていると思います。エンドロールまで楽しんでいただきたい」と胸を張った。
阿部は、公開間近の心境を聞かれ、「自分にとってはハードルの高い作品で、自分の演技を超えるところもあって、知らないうちにあっという間にカメラが15分回っていたということに後から気付くという経験もしました。(ドラマ展開に)いろんな伏線があって、犯人役の人も出演シーンはなくても、ほかのブースで声の出演をしてくれたりとか、皆さんが一致団結してやった作品」と振り返った。
そして、阿部の印象を聞かれ、生見は、「阿部さんがいらっしゃるだけで現場が締まるというか、すごく緊張感がある現場で。本当に信じられないくらいのセリフを一発でこなされていて。あと、ドアップでずっと阿部さんが映るシーンがあって、こんなに顔面が(スクリーンに)耐えられる方がいらっしゃるんだって、迫力がすごくて勉強になりました」というと、阿部は「皆さん確かめてください」と観客に語り掛けていた。
また、セリフ量が膨大だったことに、阿部は、「過去最高でした」といい、「だけど不思議にきれいなセリフというか、アナウンサーの言葉はちゃんと考えられているので、意外と覚えやすいのにはびっくりしました」と明かした。
さらに、吉田がアドリブについて聞かれ「そういう雰囲気ではなかった。空気を壊してしまったり、相手の方を戸惑わせてしまうとまた最初からやらないといけないから」というと、阿部は、「結構ありましたよ」と”暴露“。監督も「とてもいっぱいありました」と認めた。阿部は「鋼太郎さんのアドリブは本当に上手なんですよ。空気を止めないでアドリブしている」と吉田のアドリブ術に感心していた。

爆弾犯からの無茶な要求に翻弄される主人公・折本にちなんで、登壇者が阿部に無茶な要求をするという設定で、吉田は、阿部が出演したTBS系のドラマ「VIVANT」の続編があったら「入れて欲しい」と無茶ぶりすると阿部が「良いですよ」と即答して吉田を喜ばせた。Perfumeのあ~ちゃんは、家が外人用で天井が高く、カーテンの上に手が届かずクリーニングに出せないで困っているので、カーテンを外してほしいと要求すると「椅子に乗ってください」と断られたが、かしゆかから3人と一緒に自己紹介をやってくださいと要求されて、断れず、リハーサルをしてから、「かしゆかです、あ~ちゃんです、のっちです、ひろしです、4人そろってPerfumeです」と照れながらやってみせ、この場限りのレアなパフォーマンスに観客は大きな拍手を送っていた。
その後犯人役の話になり、阿部は「どうやって来るんだろう、どうやってくれるんだろうとワクワクしてました。今までご一緒したことがなかったんですが、この人ならいろんなことをやってくれるだろうという期待がありました」という。生見は「こういう役もやれるんだと意外に思いました」。吉田は「普段着で質素な服装をしているんですよ。本当の犯人じゃない?みたいな空気も醸し出している。みんなが見ているのとは全然違う人になっていましたね、撮影中は」という。監督も「普段の格好と犯人役として出てくる格好は結構地続きなので。一番最後の方に(犯人登場のシーンを)撮ったんですけど、着替えてこないんだと一瞬思ったくらいで」と明かした。爆弾犯を誰が演じているのかにも注目だ。
最後に、阿部が挨拶をして「本当にハラハラドキドキの2時間、1時半なんですけど、最後の6分は皆さん驚かれると思います。そこをお楽しみに見てください」と予告して舞台挨拶をしめくくった。

【ストーリー】
午後7時。ラジオ番組に1本の電話。直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男から交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター・折本眞之輔。突如訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。しかし、そのスタジオにも、既にどこかに爆弾がセットされていたのだった。一歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「罠」の数々。なぜ、折本は指名されたのか?犯人の正体と本当の目的とは?折本のすべての発言が生死を分ける。その極限状態がリアルタイムに全国民に拡散されていき、驚きの結末が描かれる。
【クレジット】
出演:阿部寛 竜星涼 生見愛瑠 前原瑞樹 平原テツ 内山昂輝 安藤玉恵 平田満 井川遥 吉田鋼太郎
監督/脚本:渡辺一貴
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
主題歌:Perfume 「Human Factory - 電造人間 -」(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
配給:松竹 アスミック・エース
タイトル:ショウタイムセブン
コピーライト:©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
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#ショウタイムセブン
2月7日(金)全国公開